【西武ライオンズ 今日の見どころ】エンス二桁勝利なら 球団外国籍左腕で69年ぶり2人目
●来日1年目の二桁勝利なら3人目 左腕では69年ぶり2人目
【4日◇ホークス‐ライオンズ20回戦(PayPay)13:00】
7月19~21日以来となる、オールスター明け初めての3連敗。ここで止めておかないと、一気にズルズルいきかねない。
先発エンスは前回登板、京セラドーム大阪でのバファローズ戦で9勝目をあげ、苦手にしていたビジターゲームでの連敗を4でストップした。今回もビジターのPayPayドームでの登板なので、前もって嫌なジンクスを断ち切っておいたのは、一安心だ。
きょう勝てば、チーム一番乗りでの二桁勝利となる。これまでにライオンズに在籍した外国籍投手で、二桁勝利をあげたのは5人だけ。この5人のうち、来日1年目に10勝以上をマークしたのは、2002年の張誌家と2019年のニールしかいない。エンスが今シーズン二桁勝つと、球団3人目となる。
また、以前の記事(エンス7勝すれば 来日1年目左腕70年ぶり)でも紹介したが、ライオンズの外国籍投手には、先発で活躍した左腕がほとんどおらず、二桁勝利をしたのは、西鉄時代の1953年のオニールだけ。エンスが二桁勝利をあげると、球団史上69年ぶり2人目の記録となる。
●過去2度の連敗ストップ エンスに3度目を期待
ライオンズが3連敗したのは、今シーズン5度目。ただ、過去4度のうち3連敗でとどまったのは1度だけしかない。あとの3度は、7連敗まで延びたケースが1度。5連敗に伸びたのが2度と、大型連敗になってしまっている。
これまでチームが3連敗以上を喫している状況で、エンスが先発したケースが3度あったのだが、連敗ストッパーの重責を果たしてくれたことが、2度あった。
この3連敗中、ライオンズは2、0、2点と、合計わずか4得点。最近4試合で外崎修汰が16打数1安打、同じく山川穂高が13打数1安打、オグレディが14打数1安打8三振。8月絶好調だった源田壮亮が4試合続けてノーヒットと、打線の状態が思わしくない。そのなかでホークスの先発が千賀滉大では、大量援護は望み薄だ。
このところ安定感を欠いている水上由伸、スミス、増田達至と、勝ちパターンのリリーフ陣の登板間隔を空けることはできている。エンスには初回から全力でホークス打線を捻じ伏せに掛かって、3度目の連敗ストップにつなげて欲しい。