【西武ライオンズ 今日の見どころ プレシーズン編】平良の連続無失点&チーム防御率1点台なるか
●平良 オープン戦14イニング連続無失点中
【26日◇ライオンズ‐ベイスターズ オープン戦(ベルーナドーム)13:00】
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)からの帰国第1戦で、山川穂高がいきなりのホームラン。前日までオープン戦の総得点、チーム打率のいずれもが12球団ワーストだった打線の不安を、4番打者が払拭する形となった。
開幕前、最後のオープン戦となるきょう(26日)の試合は、平良海馬が登板する可能性が高い。ここまでオープン戦3試合に登板して、被安打はシングルヒット4本だけ。四死球はひとつも与えず、14イニング無失点と、志願の先発転向が正解だったと、みずから証明してみせるようなピッチングをみせている。
2001年以降、オープン戦で規定投球回に達した投手のうち、無失点だったのは6人だけ。このうち最も投球回が多かったのが、2012年国吉佑樹(当時ベイスターズ)の18イニングだ。
もし、平良がきょうの試合で4 1/3イニング以上、ベイスターズ打線を無得点に抑えれば、国吉を上回り、2001年以降のオープン戦で連続無失点イニングの最長記録となる。
●ライオンズ投手陣 なるかチーム防御率1点台
そんな平良を筆頭に、素晴らしい内容の投球を続けているライオンズ投手陣。このオープン戦のチーム防御率は1.75(25日現在)。もちろん12球団トップに立っている。
きょうの試合で、自責点5以下だと、1点台の防御率をキープしたまま、オープン戦を終えることになる。こちらも2001年以降で、ライオンズのオープン戦のチーム防御率が最も良かったのが、2007年の2.38。
松坂大輔、西口文也、豊田清といった、錚々たるピッチングスタッフを擁した時代にも、オープン戦の防御率が1点台だったことはなかった。
平良の無失点記録がどこまで続くのか。21世紀のライオンズ初となる、チーム防御率1点台なるのか。楽しみに、オープン戦の最終戦を観ていきたい。
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