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【西武ライオンズ 今日の見どころ】マリーンズ戦 無失点勝利シーズン6試合なら31年ぶり
●小島 好投報われずライオンズ戦0勝3敗
【19日◇マリーンズ‐ライオンズ14回戦(ZOZOマリン)18:00】
開幕からおよそ4ヵ月が経過したところで、今シーズン初めて首位に立ったライオンズ。ホークス東浜巨にノーヒットノーランを許した5月11日には、首位との差が今シーズン最大の8.5に開いていた。
2位ホークスのほうが、ライオンズより残り試合が多く、負け数も少ない状況での首位浮上とはいえ、オールスター前に順位を逆転するとは、ライオンズファンでも想像していなかったのではないか。オールスター前残り6試合の戦いによっては、4年ぶりの首位ターンが見えてくる。
きょうのマリーンズ先発の小島和哉は、今シーズンライオンズ戦に3試合先発して0勝3敗。小島が投げる試合では打線の援護が少ないことは、すでによく知られているが、その傾向がライオンズ戦では、より顕著になっている。
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小島が先発したライオンズ戦3試合で、マリーンズ打線の得点はわずか2。4月19日はライオンズ先発スミスが、7回表終了までマリーンズ打線をノーヒットに抑え、6月21日は松本航が8回裏2死までノーヒットピッチングと、得点はおろか、ヒット1本がなかなか出ない試合になっている。
●マリーンズ戦 今シーズン無失点勝利がすでに5試合
小島の登板時に限らず、ライオンズ投手陣は軒並みマリーンズ打線を抑えていて、チーム別の対戦防御率は、パ・リーグ5球団のなかで最も良い1.81。無失点勝利もすでに5試合ある。
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マリーンズ相手に無失点勝利を5試合したのは、2002年以来20年ぶりのこと。小島のジンクス通り、きょうもマリーンズ打線が沈黙して、シーズン6試合の無失点勝利となると、7試合あった1991年以来、31年ぶりとなる。
ちなみに、ライオンズの同一カードシーズン無失点勝利は、7試合が最多。今年のマリーンズ戦には、更新の可能性が充分ある。
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ちょうど1週間前、先週の火曜日もマリーンズ相手に先発した松本航だったが、内野陣のミスに足を引っ張られ、負け投手になっている。おそらくオールスター前は、きょうが最後の先発の機会。登板機会が多くなっているリリーフ陣を休ませるためにも、マリーンズ打線をできるだけ長いイニング抑えてもらいたい。