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【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井に続き月間MVPが狙える平良 平井には球団ホールド記録を次々更新の可能性

●平良 近藤を申告敬遠して以来のホークス戦

【18日◇ホークス‐ライオンズ16回戦(PayPayドーム)18:00】
4位イーグルスとの3連戦を、逆転で勝ち越したライオンズ。息つく暇なく、きょうからは3位ホークスとの3連戦。クライマックス・シリーズ争いを加わるためには、負けられない直接対決になる。

先発の平良海馬と言えば、7月13日のホークス戦、5回裏2死1・2塁のピンチで迎えた近藤健介を、カウント2ボールになったところで、みずから申告敬遠を志願したことが記憶に新しい。そのあと勝負にいった柳田悠岐にタイムリーを打たれたことを含めて、大きな話題を集めた。

このところのホークスは、3番柳田、4番近藤と、当時とは打順を入れ替えているが、きょうもピンチの場面で、このクリーンアップに打席がまわってきたとき、平良がどんな選択をするのか。興味深い。

対近藤健介 対柳田悠岐  平良海馬 対戦成績

7月のパ・リーグ月間MVPを、今井達也が受賞したが、今月8月もライオンズの先発投手陣の充実ぶりが目覚ましい。なかでも平良はここまで1勝0敗ではあるが、防御率0.60と、最も近い位置にいる。

8月 ライオンズ先発投手陣成績  (登板2試合以上)

今月の登板はきょうを入れて、残り2試合となる可能性が高い。チームメイトがライバルになりそうだが、このまま圧倒的なピッチングを続けて、リリーフ時代には不思議と縁のなかった月間MVPを、目指してもらいたい。

●平井 2度のシーズン30ホールドならライオンズ史上初

もうひとり、注目して欲しい投手が、平井克典だ。きのう(17日)のイーグルス戦では、2点リードの8回表をノーヒットに抑えてホールドをマーク。自身4年ぶり3度目のシーズン20ホールドとなった。

ライオンズ  シーズン20ホールド達成回数

これまでにライオンズの投手のなかで、20ホールドを3度達成したのは、ウィリアムス、平良海馬に続いて3人目。3度は球団最多となる。

そして、ライオンズにはシーズン30ホールドを2度達成した投手が、まだいないのだ。平井はシーズン81試合登板した2019年に、36ホールドをあげている。今シーズンはライオンズ史上初めて、2度目の30ホールドを記録するチャンスなのだ。

ライオンズ  シーズン30ホールド到達者

また7月30日に、増田達至が通算106ホールドをあげて、星野智樹を抜くホールドの球団最多記録を更新したばかりだが、平井は現在通算92ホールド。

増田のこれからのホールド数にもよるが、今シーズン中に平井が球団記録を再度塗り替える可能性もある(いずれの記録も、1996年~2004年に採用されていた旧ホールドは換算せず)。

ライオンズ 通算ホールド数 上位

シーズン残り39試合で、チームの借金は9。充実の先発陣に刺激をされて、リリーフ陣に相乗効果が生まれれば、勝率5割以上でのフィニッシュも、簡単ではないが、不可能でもないはずだ。


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