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【西武ライオンズ 今日の見どころ】6勝中5勝が零封のマリーンズ戦 今井に求められる立ち上がりの制球力
●無失点勝利16試合のうち 5試合がマリーンズ戦
【14日◇ライオンズ‐マリーンズ13回戦(ベルーナドーム)18:00】
投打の大きな柱である増田達至、源田壮亮をはじめ、新型コロナの影響で多くの選手をしばらく欠くことになってしまった。そんな危機的状況で訪れた最初の試合を、最大の強みであるリリーフ陣の好投で、見事逃げ切ったライオンズ。これで今シーズンの無失点勝利は12球団最多の16試合となった。
この16試合のうち、およそ1/3にあたる5試合がマリーンズ相手。ここまでマリーンズとは12試合対戦して6勝6敗だから、ライオンズが勝利した6試合のうち5試合がシャットアウト勝利なのだ。
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今シーズン マリーンズ戦 5試合無失点勝利
ライオンズのリリーフ陣が、マリーンズ戦12試合で許した失点はわずか5(自責点3)。対戦防御率は0.74と、まったく付け入る隙を与えていない。
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一方の打線のほうはマリーンズ戦で、1試合平均3.0得点しかできておらず、投手陣が3失点以上した試合はすべて敗れている。。
きょう先発の今井達也には、少なくともマリーンズ打線を3失点未満に抑えて、盤石のリリーフ陣にリレーすることが求められる。
●昨季17イニングで17四球のマリーンズ戦
今シーズン初登板となった7日のバファローズ戦は、6回3失点で敗れたものの、辻󠄀発彦監督は「いい球投げるよね。充分な投球をしてくれた」と、今井に対して一定の評価を与えていた。
マリーンズ戦は2019年7月5日に敗れたのを最後に、現在7試合負けなしの3連勝中。今井からすると、良いイメージの相手かもしれない。ただ、課題となるのは四球の多さだ。
昨シーズン3試合に先発。17イニングを投げて、打たれたヒットは10本、与えたフォアボールが17あった。たとえば荻野貴司との対戦などは、6打数1安打と一見抑えているようでいて、与四球4。被打率.167なのに、被出塁率は.500に及んでいた。
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特に立ち上がりのコントロールが不安定で、マリーンズ戦の初回だけで合計7四球を与えていた。
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今井は前回登板のバファローズ戦でも、1回裏に2四球を与えて満塁のピンチを招いている。この3連戦の初戦の記事(救援陣安定の両チーム 先制点が勝利に直結)でも紹介したが、今年のライオンズ対マリーンズ戦は、逆転勝ちがライオンズに1度あるだけ。12試合中11試合で、先制したチームが勝利している。それだけに、1回表にいきなり四球絡みで失点をするのは、ライオンズにとって「最悪のシナリオ」になる。
満を持してのベルーナドーム初登場。プレーボール直後の今井達也のピッチングが、きょうの試合の最大のハイライトになるかもしれない。