【西武ライオンズ 今日の見どころ】全員連敗からスタートしているPL学園出身監督だが…
●昨シーズン 初の同一カード3連勝は交流戦が明けてから
【31日◇イーグルス‐ライオンズ3回戦(楽天モバイルパーク)13:00】
パ・リーグ6球団のなか1チームだけ、連勝スタートとなったライオンズ。開幕から2連勝したのは、2018年以来6年ぶりだ。この年は開幕8連勝で首位に立つと、そのまま1度も2位以下に順位を落とすことなく、10年ぶりのリーグ優勝まで快走してみせた。
きょうの試合にも勝利すれば、いわゆる同一カード3連勝となるわけだが、振り返れば昨シーズンのライオンズは、なかなか連勝ができなかった。3試合以上の連勝はシーズンを通して6回だけ。優勝したオリックスバファローズの半分以下の回数だった。
昨シーズン、ライオンズが初めて同一カード3連勝をしたのは、交流戦が明けた6月末だった。今シーズンは早々の同一カード3連勝で、開幕ダッシュを決めたいところだ。
●いずれも3試合目に初勝利しているPL出身監督
このカードは、昨年のドラゴンズとの交流戦に続く、PL学園OB監督の対決としても話題を集めている。じつは2010年横浜ベイスターズの指揮を執った尾花髙夫監督。22年から中日ドラゴンズを率いている立浪和義監督。そして昨年、就任1年目だった松井稼頭夫監督と、PL学園出身監督の3人とも、開幕戦から2連敗。そして3試合目で記念すべき初勝利をあげているのだ。
偶然にも今江敏晃新監督も、連敗から監督人生をスタートすることになった。はたして諸先輩たちと同じように、3戦目での初勝利を手にすることになるのだろうか
●リリーフ時代は内星龍に抑えられていたライオンズ
イーグルスは、4年目の内星龍がプロ初先発をする。昨シーズンはすべてリリーフで53試合に登板。そのなかでライオンズ打線は、11試合で合計10イニング対戦して、わずか1得点と抑え込まれた。
しかも唯一のタイムリーを打っていた愛斗が移籍。開幕から2試合続けて打点をあげている外崎修汰が、3打数3三振(1四球)と、完全に封じ込められていたのも、気になるところ。先発転向を境にして、内攻略を成し遂げたい。