【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井が25歳誕生日に 同級生対決
●1998年生まれ種市と投げ合うのは5年ぶり
【9日◇ライオンズ‐マリーンズ6回戦(ベルーナドーム)18:00】
4月29日に一度登録を抹消。中10日空けての満を持した状態で、今井達也が先発する。現在3カード連続で負け越し。5カード続けて勝ち越しがないライオンズ。図らずも自身25歳の誕生日に、重要なカード頭を今井は任されることになった。
相手マリーンズの先発は、今井と同じ1998年生まれの種市篤暉。これまた偶然にも、誕生日に同級生と対決することになった。
これまでに今井と種市が先発で顔をあわせたことは、プロ2年目だった2018年9月9日に1度あるだけ。このときは今井が勝利している。その後はトミー・ジョン手術を行ったことによる種市のブランクもあって、今回が5年ぶり2度目の直接対決となる。
この98年度生まれの学年は、大卒入団なら3年目。大学から社会人に進んだ選手だと、昨年がドラフト解禁年だったため、ライオンズの児玉亮涼やホークスの大津亮介のように今年の社会人出身ルーキーには、この学年の選手が多くいる。
言うなれば、アマチュア球界で名を馳せた同世代の選手たちが一通り、今年プロの世界に顔をそろえたことになる。その一方で、8年前に上位指名で高校からプロ入りしながら、すでに現役引退を余儀なくされた選手もいる。
ただ、いまや日本球界のエースとなった山本由伸(バファローズ)を筆頭に、宇田川優希(同)、早川隆久(イーグルス)、絶賛ブレイク中の村上頌樹(タイガース)など、好投手が多いのがこの世代の特長だ。
今井の先発での同級生対決は、山本由伸と6度(今井の2勝3敗)、5年前の種市とがあり、今回が8度目になる。同世代ナンバーワン投手の座を競い合うライバル対決。きょう勝てば、今井は開幕4連勝となり、パ・リーグハーラーダービーのトップに立つ。
ちなみにライオンズの投手のバースデー勝利は、最近では本田圭佑が26歳の誕生日だった2019年4月24日のマリーンズ戦に先発。7回途中1失点で勝利している。
今井には自身初のバースデー登板を勝利で飾り、まずは久々のカード勝ち越しに王手を掛けたい。
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