【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井が今シーズン初登板 同一カード3連戦3試合延長勝利は過去なし
●同一カード3連戦3試合延長は 過去パで6度
【7日◇バファローズ‐ライオンズ14回戦(京セラドーム大阪)18:00】
2日続けての総力戦を、いずれも制したライオンズ。もし、ああいった試合を落としていたら、相当な徒労感が残ったはず。大きな弾みがつきそうな連勝となった。
ちなみに、きょうの試合も延長に入り、同一カード3連戦3試合すべて延長戦となった場合、パ・リーグ史上7度目。ライオンズでは、2009年5月1~3日に札幌ドームで行われたファイターズ戦以来、12年ぶりの珍事となる。
過去、セ・リーグの試合や交流戦を含めても、同一カード3連戦3試合連続延長戦で、3連勝したチームはなく、もしライオンズが、きょうも延長戦で勝利したなら、2リーグ制後初めてのことになる。
●ドラフト1位ルーキー椋木がプロ初登板初先発
バファローズはドラフト1位ルーキーの椋木蓮が、プロ初登板初先発。ライオンズファンにはおなじみ、東北福祉大学の大塚光二監督のもと、大きく成長した最速154km/h右腕だ。
2リーグ制後、プロ初登板初勝利をあげたバファローズ(ブレーブス、ブルーウェーブ時代を含む)の新人投手は、過去8人。直近では、2018年に田嶋大樹がデビュー戦を見事勝利で飾っている。
ライオンズとしては、いわゆる”プロの洗礼“を浴びせたいところだ。
●今井に期待したい リリーフ陣を休ませるピッチング
対するライオンズの先発は、ようやく今シーズン初登板となる今井達也。開幕2カード目となるファイターズ戦の初戦に先発予定だったが、開幕1週間前になって右内転筋の張りを訴え、戦線を離脱。
1日も早い回復が待たれたなか、4月19日イースタンのマリーンズ戦で、ベースカバーの際に、今度は左足首を捻挫。結局シーズンの半分以上が消化されてからの、1軍合流となってしまった。
左足首の捻挫が回復してからは、イースタンで7イニングを投げ、被安打1のみ。今井の課題である与四球もわずか1と、期待を抱かせる内容で、きょうの先発を迎えている。
今週は大阪、仙台と続くビジター6連戦。そのスタートが、かなりタフな戦いになってしまった。
今井にとって、バファローズ戦は昨シーズン2勝5敗、プロ通算では3勝11敗と大きく負け越している苦手なカードだが、リリーフ陣を休ませるためにも、圧倒的なピッチングで、ここまで出遅れた分を取り戻してもらいたい。