【西武ライオンズ 今日の見どころ】勝率5割懸かる交流戦最終日 得点圏にランナー進めて アンダーソン攻略へ
●2015年から 交流戦は勝率5割以上をキープ
【12日◇ライオンズ‐カープ3回戦(ベルーナドーム)13:00】
たかが18試合、されど18試合の交流戦。2カード連続の勝ち越しでスタートしながら、途中で5連敗があり、現在8勝9敗のライオンズ。
交流戦は18試合制になった2015年から、毎年勝率5割以上をキープしてきた。なんとか今年も最終戦に勝利して、勝率5割で終えたいところ。
交流戦を得意にしていたホークスが、例年のようには白星を伸ばせず。今年のパ・リーグは6球団、ほぼ横ばいといった様相。ライオンズも上位チームとのゲーム差を詰めるまでにはいかなかった。
リーグ別の勝敗では、6試合を残して、パ49勝、セ53勝。全108試合なので、55勝が勝ち越しのラインとなる。つまり、最終日でセ・リーグの2球団が勝利した時点で、2年連続のセの勝ち越しが決定する。
だが、もしパ・リーグ6球団が全勝すれば、大逆転でパが勝ち越すことになる。スワローズの優勝が決まったなかにあって、最後に「実力のパ」の意地を見せられるか。
●波あるアンダーソン 得点圏に走者いると被打率.389
来日初登板となった5月5日ジャイアンツ戦は7回1安打と圧巻の内容で、初勝利をあげたカープ先発のアンダーソンだったが、次の試合からは5失点、無失点、6失点、1失点と、好投と大量失点を登板ごとにくり返している。
走者のいる・いないに関わらず、セットポジションで投球するスタイルのアンダーソンだが、得点圏にランナーを置いたときは、被打率が.389にはね上がる。
前日(11日)の試合で、ライオンズが4盗塁を成功させたように、今シーズンのカープはチームの盗塁阻止率が、1割台に低迷している。
うまく足を絡めて、得点圏にランナーを進め、プレッシャーを掛けていくことが、アンダーソン攻略のカギになりそうだ。