【西武ライオンズ 今日の見どころ】同一カード6試合連続1点差ゲームなら ライオンズ64年ぶり2度目
●連日の「1点差ゲーム」 年間88.8試合のペース
【5日◇ライオンズ‐ホークス9回戦(ベルーナ)13:00】
今シーズン初の3連勝で、8カードぶりにカード勝ち越し。今シーズン先制点を許した試合は13連敗していたが、14試合目にして初勝利。昨年6月15日から続いていた延長戦の連敗も、ようやく15でストップした。
ただ、相変わらずチャンスであと1本が出ず、2度のリードを追いつかれた。攻守にミスもあった。ここまで惜敗と辛勝ばかりで、開幕から29試合を終えて「1点差ゲーム」は、早くも18試合を数えている。
過去ライオンズで、最も「1点差ゲーム」の多かったのが、西鉄時代の1963年と67年の57試合。シーズン試合数の兼ね合いもあってか、年間50試合以上の「1点差ゲーム」があったのは1968年が最後になる。
だが、今シーズン、もし現在のペースで「1点差ゲーム」を続けていくと、143試合のうち88.8試合が「1点差ゲーム」となり、計算上は球団最多記録を大幅に更新することになる。
今回の福岡ソフトバンクホークスとの3連戦で、1対0、5対4と、2試合続けて勝利したが、それでも「1点差ゲーム」は、ここまで5勝13敗と大きく負け越している。
過去「1点差ゲーム」で最も多く敗れたのが、2014年のシーズン32敗。現在のペースのままだと、負け数のほうも球団記録を大幅更新することになってしまう。
今日の先発は隅田知一郎と東浜巨。1週間前にも投げ合って、東浜が7回1失点、隅田は8回2失点と、互いに好投したばかり。おそらく、きょうもロースコアのなか、1点を争う展開になる可能性が高い。
もし、きょうの試合も1点差での決着となると、ホークス戦は4月27日の4回戦から、6試合続けて「1点差ゲーム」となる。
ライオンズの同一カードの「1点差ゲーム」は、1962年東映フライヤーズ戦の連続6試合が最長記録。ホークスとの対戦では、今回が通算5度目の5試合連続。6試合連続ならば、64年ぶり球団2度目となり、ホークス相手では初めてになる。
もちろん先週、みずほpaypayドームで3試合続けて、1点差でのサヨナラ負けをした借りを、ここで返したいところなのだが、何も点差にまでこだわる必要はない。きょうは今シーズン一番と言えるような快勝で、こどもの日にベルーナドームに集まったライオンズファンを大喜びさせて欲しい。