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【西武ライオンズ 今日の見どころ】渡邉の前に立ちはだかる4戦連発中の山川 シーズン4度の8連敗になるとパ球団初

●球宴明け 山川ひとりで9本塁打 ライオンズはチームで5本塁打

【13日◇ライオンズ-ホークス18回戦(ベルーナ)18:00】
7カード連続勝ち越し中で、貯金33の福岡ソフトバンクホークスと、6カード続けて勝ち越しがなく借金42のライオンズ。じつに37.5ゲーム差の両チームによる3連戦になる。

これまでのライオンズで、首位との差が最も開いたのが、1971年の43.5ゲーム差。優勝した阪急ブレーブスが貯金41、最下位の西鉄ライオンズは借金46で終えたシーズンだった。

まだ残り40試合以上あることを考えれば、今シーズンはこの43.5ゲームを超える大差をつけられる可能性がある。

こんな恥ずべき状態でもプロを名乗る以上、せめてもの意地やプライドを見せて欲しいのだが、そこに立ちはだかるのが山川穂高だ。

オールスター明け15試合で9本塁打。8日の千葉ロッテマリーンズ戦からきのう(12日)まで、自身6年ぶり2度目となる4試合連続本塁打と、まさに手の付けられない状態にある。

同じオールスター明けの15試合で、ライオンズはチーム全体で5本塁打。山川ひとりで、ライオンズのほぼ倍のホームランを打っていることになる。

●シーズンに4度の8連敗になると パ球団で初めて

前回山川が4戦連発したのが、18年8月14日から17日まで。5試合連続の懸かった18日の試合は、北海道日本ハムファイターズの上沢直之、トンキンの前に、捕邪飛、左適時安打、三ゴロ、空三振に終わっていた。

きょうのライオンズ先発の渡邉勇太朗とは、今年5月18日に初対決。打点つきの三ゴロ、三ゴロ、四球と、2打数ノーヒットだった。

渡邉にとっても、前回6日の登板では10被安打6失点と、せっかく積み上げてきた評価を落とすようなピッチングをしただけに、きょうは信頼回復のマウンドになる。

ホークスとライオンズ、いま両チームの置かれた状況からすれば、ベルーナドームで山川の「どすこいパフォーマンス」を見せつけられたときの、ライオンズファンの心情を想像すると、あまりにやり切れないものがある。

渡邉勇太朗には、細心の注意を払いつつ、山川を捻じ伏せてもらいたい。

きょうも敗れると、ライオンズは今シーズン4度目の8連敗となる。2リーグ制後、シーズンに8連敗を4度以上したチームは、1950年広島東洋カープ(4度)、55年大洋ホエールズ(5度)、70年ヤクルトスワローズ(4度)の3チームだけ。

パ・リーグでは過去シーズン3度が最多となっており、シーズン4度の8連敗は、パの球団で初めての屈辱となる。

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