【西武ライオンズ 今日の見どころ】中村の一発で 隅田の援護なるか
●昨シーズン 山崎福也から2本塁打
【30日◇バファローズ‐ライオンズ8回戦(京セラドーム大阪)14:00】
まだ今シーズン1号本塁打が出ていない中村剛也。開幕から80打席ノーアーチは、2018年の76打席を更新する、自身最長となってしまった。
ただ、27日のホークス戦から3試合連続ヒット中。前日(29日)の試合では、しっかりとボール球を見極めて四球を選ぶなど、打撃の状態は明らかに上向いている。これまでの通算442本塁打のうち、オリックスバファローズ戦では、79本塁打を打っている。これは近鉄を含めた対戦12球団のなかで、ファイターズ戦の82本に次ぐ本数だ。
今日の相手先発・山崎福也とは、昨シーズンの対戦成績が3打数2安打で、その2安打はいずれも本塁打だった。なんとか4月のうちに、今シーズン1本目のアーチを架けて、自身とライオンズファンの胸のつかえを、取り払って欲しいところだ。
●隅田先発の試合で、チームの平均得点は1.8
ライオンズ先発の隅田知一郎は、プロ初登板初勝利をあげたあと、4試合勝ちがなく自身3連敗中。とはいえ「プロの壁にぶつかっている」と言うのは、酷かもしれない。
隅田が先発した5試合のライオンズの平均得点は1.8。5試合のうち3試合で、山川穂高が欠場していたことが響いているのだが、ライオンズのほかの投手が先発した試合では、1試合平均3.2得点あるだけに、隅田が打線の援護に恵まれていないことは明らかだ。
高橋光成の好投をフイにしたばかり。今日こそは打線が奮起して、奮闘を続けるルーキーにプロ2勝目を贈って欲しい。