【西武ライオンズ 今日の見どころ】小島和哉 ライオンズ戦5勝なら球団15年ぶり ライオンズ二桁敗戦ふたりになると球団8年ぶり
●ライオンズ戦4勝0敗の小島 マリンでは3戦3勝
【2日◇マリーンズ‐ライオンズ24回戦(ZOZOマリン)18:00】
0-1、4-5×、2-3と、ここ3試合すべて1点差負けでの3連敗。これで今シーズンZOZOマリンでは2勝8敗。そのうち7敗が1点差負けとなっている。ZOZOマリンで勝ったのは8月11日が最後で、この球場での連敗は4に伸びた。
すっかり負け癖が付いてしまったZOZOマリンで、相手先発が今シーズンライオンズ相手に4勝0敗の小島和哉。今シーズン8勝の小島だから、その半分をライオンズ戦で稼いでいることになる。
しかもZOZOマリンでのライオンズ戦に限ると、小島の3戦3勝。19イニングを投げて、失点はマキノンのタイムリー2本による2点だけ。防御率は0.95と、ライオンズ打線に抵抗すらさせていない。
その上、唯一打点をあげているマキノンが、一昨日(9月30日)の試合で、左足甲に自打球が直撃したこともあってか、きのう登録を抹消。ライオンズは1点を獲るのに苦労しそうだ。
●ライオンズ戦シーズン5勝なら 08年渡辺俊介以来
きょうも小島が勝てば、ライオンズ戦5勝0敗となるのだが、9月10日の記事(復帰後 背信投球続く髙橋光成 今季4戦4敗の伊藤にリベンジなるか)でも紹介したように、ライオンズ相手にシーズン5勝するのは、2021年の宮城大弥(6勝)、山本由伸のバファローズ勢以来。マリーンズでは2008年の渡辺俊介以来、15年ぶりとなる。
小島と同様、今シーズン4勝を献上していたファイターズの伊藤大海には、5度目の対戦で攻略に成功。3回途中で降板へと追い込んだ。
来シーズン以降の戦いにも関わってくる。小島に「ライオンズキラー」を襲名させないよう、今年最後の対戦でどうにか打ち崩しておきたい。
●1勝9敗のエンス 二桁敗戦ふたりだと球団8年ぶり
対するライオンズの先発は、8月22日以来の1軍登板となるエンス。昨年、来日1年目にして二桁勝利をあげたエンスだったが一転、今年は1勝9敗と大きく負けが先行している。やはり昨年二桁勝利していた與座海人とふたり合わせて、ここまで3勝。チームがBクラスに沈んだ要因のひとつだろう。
きのうの試合で、隅田が今シーズン10敗目を喫している。きょうの試合でエンスが敗れて10敗となると、チーム2人目の二桁敗戦となってしまう。
今年ドラゴンズで10敗以上の投手が4人となり話題となったが、ライオンズで二桁敗戦の投手が複数になると、2015年の牧田和久(9勝11敗)、菊池雄星(9勝10敗)以来8年ぶり。左腕投手ふたりとなると、球団史上初めてのことになる。
5月に長女が誕生してから、結局勝ち星のないまま、ここに至ってしまった。今シーズン最後の登板で、愛娘に届けるウイニングボールを、エンスは手にすることができるだろうか。