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【西武ライオンズ 今日の見どころ】延長戦6連敗は70年ぶり球団ワーストタイ 與座 4試合続けて初回に失点中

●延長戦1勝8敗1分 ホームゲームでひとつも勝てず

【13日◇ライオンズ‐ホークス23回戦(ベルーナ)18:00】
優勝の可能性が完全になくなったのに加え、3位ホークスとのゲーム差は7となった。現在62勝60敗2分のホークスが残り19試合を、仮に9勝10敗だったとすると、ライオンズがその上を行くためには、残り18試合を16勝2敗する必要がある。

現実には、これにイーグルスの動向もあるわけで、残念ながらクライマックス・シリーズ進出の可能性も消滅する日は、そこまでに迫っている。

今シーズンライオンズが逆転勝ちをした最大の点差は3点。4点リードされた試合をひっくり返したことは1度もない。

きのう(12日)同様、4月30日のイーグルス戦、7月1日のホークス戦など、試合序盤に4点差をつけられながら、一時は同点、逆転したことはあったのだが、勝ち切るには至らず。いずれも延長戦になった挙句、最終的には敗れている。

きのうの敗戦で、延長戦は6連敗となった。今シーズンの延長戦の成績は1勝8敗1分と、大きく負け越している。

ライオンズ 今シーズン延長戦

延長戦でシーズン8敗したのは2013年以来になるのだが、このときは6勝8敗3分と、星勘定は五分に近かった。これほど負け越すのは、やはり1勝8敗1分だった2010年以来になる。

そして延長戦6連敗は、1953年4月16日から5月19日に喫して以来、70年ぶり2度目の、球団ワーストタイ記録となった。

1953年 ライオンズ延長戦6連敗

今シーズン唯一延長戦で勝利したのが、エスコンフィールドのファイターズ戦で、本来有利になりそうなホームゲームでの延長戦では4敗1分と、1度も勝てていない。

よくよく振り返れば、3月31日の開幕戦も、ホームゲームの延長10回表に、バファローズの宗の決勝ソロを打たれていた。ホームゲームの延長負けでスタートしたシーズンだった。最初から最後まで、このあたりの勝負弱さを払拭できていないのが、低迷の一因かもしれない。

●與座 今シーズン14試合中7試合で 初回に失点

このチーム10試合の延長戦のうち、じつは3試合が與座海人の先発ゲーム。そのうち2試合が、序盤に大量失点して早めに降板。リリーフ陣を数多くつぎ込むハメになって、延長戦で息切れを起こしている

現在3連敗中の與座だが、今シーズンは立ち上がりの失点がひじょうに目立つ。ここまで14試合に先発して、序盤3回を無失点で乗り切ったのは5試合だけ。初回に失点した試合が7試合あり、8月10日のファイターズ戦から最近4試合続けて、初回に失点を許している。

今シーズン 與座海人 イニング別失点

8月19日のホークス戦では、三森大貴に先頭打者ホームラン。前回登板9月3日のホークス戦でも、2番周東佑京の三塁打を足掛かりに、内野ゴロの間に先制点を献上している。

もちろん延長戦の連敗は止めたいが、延長に突入する前に勝利するに越したことはない。試合の主導権を握るためにも、與座には1回表のピッチングですべてが決まる…くらいの気持ちで、マウンドに登ってもらいたい。

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