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【西武ライオンズ 今日の見どころ】天敵マーティンの眼は覚ますな

●高橋光成 対 石川歩 先に失点できない投げ合いに

【1日◇ロッテ‐西武1回戦(ZOZOマリン)18:00】
ライオンズの先発は高橋光成。開幕戦はバファローズ山本由伸の前に敗れはしたものの、7回2失点。開幕投手の役割は、充分果たしたと言えるだろう。マリーンズ先発の石川歩も開幕戦は7回無失点の好投。自身3度目の開幕投手で初めて勝利した。

2014年から18年にかけて8連勝するなど、ライオンズ戦は通算13勝5敗と大きく勝ち越している石川だが、2020年は4試合に先発、いずれも7イニング以上投げて防御率3.18ながら、0勝0敗。昨シーズンも3試合に先発して、防御率3.15で1勝1敗。ライオンズ戦になると、なぜか好投しても打線の援護がなかったり、リリーフ投手が打たれて勝ち投手の権利が消えたりするケースが最近は目につく。

今回もロースコアの展開が予想され、両投手とも”相手より先に点をやらない“投球が求められそうだ。

●昨シーズン マーティンはライオンズ戦で9本塁打 

マリーンズ打線のなかで最も気になる相手は、マーティンか。開幕からノーヒットが続いていたが、きのう31日のホークス戦で、今シーズン初ヒットを含む2安打。じつは昨シーズン、マーティンが打った27本塁打のうち、1/3にあたる9本がライオンズ戦。高橋も1本献上している。本格的に目覚めるキッカケは与えたくないところだ。

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高橋にとって好材料なのは、昨シーズン15打数7安打1本塁打7打点と打たれた安田尚憲が、現在2軍調整中なこと。この両者に関しては、安田のほうが高橋に対して良いイメージを持っているのかもしれない。

というのも2020年7月7日、高橋との初対戦となった一戦で6回裏に3ラン。安田にとってこの本塁打が、地元ZOZOマリンでの初アーチだった。さらにこの年の9月1日、舞台は同じくZOZOマリン。この日の高橋は7回1死までマリーンズ打線に1本もヒットを許さない圧巻のピッチング。ノーヒットノーランまであとアウト8つとなったところで、センター前に抜けるヒットを放ち、大記録を阻止したのが、安田だったからだ。

現在イースタンでは、出場4試合で10打数5安打と、安田は復調の兆しをみせている。新型コロナ陽性判定の影響で、選手の入れ替えを余儀なくされているマリーンズだけに、もし1軍合流してきたときは、要注意だ。


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