【西武ライオンズ 今日の見どころ】山本由伸から 先週山川が初の2安打 今週こそ完全攻略なるか
●山本由伸 ライオンズ戦7連勝中
【26日◇バファローズ‐ライオンズ22回戦(京セラドーム)18:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと2勝】
今井達也対山本由伸。ベルーナドームから京セラドーム大阪に舞台を変えて、ちょうど1週間前の再戦となる。
ライオンズは昨年の7月2日から、山本由伸の前に7連敗中。今シーズンもノーヒットノーランでの敗戦を含めて0勝3敗。先週の対戦では、山本にレギュラーシーズン自身最多となる135球を投げさせたものの、完投勝利を許したばかりだ。
きょうの試合でも山本が勝利して、ライオンズ相手に8連勝となると、2014年から16年にかけて勝ち続けたマリーンズ石川歩以来。バファローズの投手では、1978年から81年にかけてライオンズ戦に8連勝した、阪急ブレーブス時代の大エース山田久志以来となる。
●山川 山本相手に1年間に2安打したのは今年が初めて
ただ、先週の試合でライオンズ打線は、山本相手に9安打3得点。安打数、得点とも今シーズンの対戦のなかでは最も多く、ついに攻略の糸口を見つけ出した感もあった。なかでも4番・山川穂高に2本のタイムリーヒットが出たことが、何よりの光明だ。
これまでにも何度か紹介してきたが、山川は山本由伸が大の苦手。先週の第1打席のタイムリーが、昨シーズンの8月20日以来、じつに山本相手に18打席ぶりとなるヒットだった。
さらに第3打席でもタイムリーを打ったが、山川が山本から1シーズンに2本のヒットを打ったのは、初対戦から5年目にして初めてのことなのだ。
こうなると、次に期待したいのはホームランだ。ライオンズ打線は今シーズン、山本相手に4試合32イニング対戦して、まだホームランが1本も出ていない。
チームは先週、首位攻防のホークス3連戦に2勝1敗で勝ち越したあと、バファローズ、マリーンズ相手に1勝2敗と負け越し。平良海馬を欠いたリリーフ陣が手痛い失点を喫するなど、やや停滞感のある戦いが続いている。天敵・山本由伸からのホームランなら、そんなムードを一変させる、最高の良薬となるだろう。
8月14日のイーグルス戦を最後に、9試合本塁打が出ていない山川ではあるが、山本由伸から4年ぶり2本目となる一発で、今週こそ完全攻略といきたい。