【西武ライオンズ 今日の見どころ】マキノン メヒア以来の3戦連発なるか 平良に求められる先制点を与えない投球
●マキノン3試合連続本塁打なら メヒア以来7年ぶり
【11日◇ライオンズ‐マリーンズ8回戦(ベルーナ)18:00】
前カードのバファローズ戦で、7試合ぶりとなる4号2ランを山本由伸相手に打ってから、新外国人のマキノンが最近4試合で3本塁打。
5月は4試合ノーヒットから始まったが、打率も.252まで巻き返し、17打点はチームトップ。低調なチームのなかにあって、ひとり気を吐いている。
マキノンがきょうもホームランを打てば、来日初の3試合連続本塁打になる。ライオンズの外国籍選手による3試合連続本塁打は、2016年4月29日からのホークス3連戦で、メヒアが3連発して以来、7年ぶりだ。
このことからも分かるように、近年ライオンズに在籍した外国人バッターは、打撃タイトルはおろか、スタメン出場も覚束ないような選手が多く、昨シーズン加入したジャンセン、オグレディなども在籍1年限りでの退団となっていた。
現在マキノンは出場32試合で6本塁打。単純計算でシーズン26.8本のペースになる。最近10年のライオンズの外国籍選手で、シーズン20本塁打以上したのはメヒアしかいない。来日1年目のシーズンに20本塁打した選手も、2014年のメヒアが最後になる。
はたしてマキノンは、どこまで数字を伸ばすことができるだろうか。
●最近10試合で先発勝利は平良ひとり 先制も1試合だけ
開幕2連敗した4月1日以来、今シーズンワーストタイの借金2となったライオンズ。最近10試合で2勝8敗と大幅にペースダウンしているのだが、この間に白星が付いた先発投手は平良海馬のひとりだけ。5月3日のファイターズ戦で平良が勝利したあと、ローテーション一巡、先発投手が勝てていない。
象徴的なのは、常に相手チームに先制を許し、追い掛けるゲーム展開が続いていることだ。この10試合でライオンズが先に点を獲ったのは、6日のバファローズ戦の1試合だけ。味方打線の得点力不足に、先発投手陣が耐え切れない悪循環に陥っている。
ここまでのライオンズは、先制した試合が10勝4敗なのに対し、相手に先制された試合では5勝13敗。今回のマリーンズ戦も、初戦、2戦目といずれも試合序盤に、先発の今井達也、エンスが先に失点している。
なんとか平良にはガマンの投球で、いまの悪い流れを断ち切ってもらいたいのだが…。
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