【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井 どこまで無失点を伸ばせるか
●開幕からの連続無失点 球団記録は平良の38イニング
【21日◇バファローズ‐ライオンズ4回戦(京セラドーム)18:00】
前回、大宮でのマリーンズ戦では8回1死までノーヒットピッチング。大記録こそ惜しくも逃したものの、今井達也が自身2年ぶり3度目の完封勝利を、これも自身3度目となる二桁奪三振で達成した。
これで今井は開幕16イニング連続無失点。リーグ戦に限ると、昨年8月26日バファローズ戦の5回裏から29イニング続けて失点がない。
ライオンズ投手の開幕からの連続無失点記録は、一昨年に平良海馬がつくった38イニング。開幕戦から39試合に渡り、およそ3ヶ月がかりで樹立された記録は、まだまだ記憶に新しいところだ。それに続くのが1956年に当時高卒ルーキーだった鉄腕・稲尾和久がつくった22イニングになる。
さすがに平良の記録には、まだ届かないが、きょうの試合で今井が稲尾を抜いて、球団単独2位となる可能性は充分ある。
ちなみに開幕からの連続無失点の日本記録は、1リーグ時代の1939年に高橋敏(阪急)がつくった38 1/3イニング。20日現在、パ・リーグには開幕から10イニング以上、無失点を続けている投手が、今井のほかに、佐々木朗希(13イニング)、藤井皓哉(12 2/3イニング)がいる。はたして今井は無失点ピッチングを、どこまで続けることができるだろうか。
●昨年8月 京セラでの連敗を6でストップした今井
今井達也といえば、通算4勝12敗とバファローズ戦を苦手にしている。だが、昨年8月26日に山本由伸との投げ合いを制する形で、2019年5月から続いていた京セラドームでの自身の連敗を6でストップした。悪いイメージは、かなり払拭できたのではないだろうか。
ここまで6カードを消化して、ライオンズが負け越したのは開幕カードだったバファローズとの3連戦だけ。ニックス、シュウィンデルと、あのときにはいなかった新戦力がいる相手だが、まずは今井の無失点と連勝を伸ばして、開幕3連戦の借りを返したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?