【西武ライオンズ 今日の見どころ】1週間おきに対戦するイーグルス戦のカギはホームラン
●すでに昨年を超えるイーグルス戦16本塁打
【9日◇イーグルス‐ライオンズ13回戦(楽天生命パーク)14:00】
4点のリードを一度は追いつかれながら、終盤に突き放し、イーグルスにゲーム差0.5と迫ったライオンズ。きょう勝てば、3月30日以来、およそ3ヶ月ぶりの2位に浮上することになる。
昨シーズン8勝15敗2分と負け越していたイーグルス相手に、現在4連勝中。今シーズンの対戦成績を8勝4敗とした。
去年との違いが最も顕著に表れているのが、ホームランの数だ。まず、打つほうでは、昨シーズンのイーグルス戦25試合で、ライオンズ打者の本塁打は全部で15本だったのが、今シーズンは12試合で計16本塁打。すでに昨年1年間で打った本数を超えている。ちなみに16本塁打は、ここまでの対戦チーム別で、最も多い本数だ。
また、守るほうでも、昨シーズンは25試合で18本塁打を打たれていたのが、今シーズンここまでの被本塁打は7本。
なかでも島内宏明の5本を筆頭に、辰己涼介、茂木栄五郎が3本、そのほか鈴木大地、小深田大翔など、昨シーズンはイーグルスの左バッターに、良いようにホームランを打たれていたのだが、今シーズンは、まだ4本(島内、辰己、西川遥輝、マルモレホス各1本)に抑え、大量失点を防いでいる。
●被本塁打「0」のスミスだが 左打者には要注意
前回およそ2ヶ月ぶりに復帰したスミスは、これがイーグルス戦初登板になる。来日以来14 1/3イニングを投げて、まだ被本塁打がないのは心強いが、左バッターに対する被打率の高さは気になるところ。イーグルスの左打者を、どう封じていくのか。
2週間前の金・土・日曜のイーグルス3連戦では、ライオンズが3連勝。じつは今週の3連戦に続いて、再来週の金・土・日にもイーグルスとの3連戦が組まれている。
ローテーション通りなら、再び対戦する可能性が濃厚だ。2週間後の再戦を有利に運べるくらい、スミスにはイーグルス打線をしっかりと捻じ伏せて欲しい。