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【西武ライオンズ 今日の見どころ】イーグルス戦11連勝中の今井達也 岸孝之との対決は過去2勝2敗 

●連勝中ピンチで打たれたヒットは3本だけの今井

【12日◇ライオンズ‐イーグルス9回戦(ベルーナ)14:00】
ルーキー左腕が粘り強いピッチングで、連敗を4でストップ。きのう(11日)武内夏暉が3勝目をあげたことで、打線の援護に恵まれない先輩投手たちを追い抜き、チームの勝ち頭に躍り出た。

もちろん先輩たちも、このまま黙っているワケにはいかない。“犬鷲キラー”今井達也が東北楽天ゴールデンイーグルス相手に、今シーズン早くも3度目の先発をする。

ライオンズファンには周知のことだろうが、今井は2021年10月15日から現在イーグルス戦11連勝中。過去イーグルス相手で11連勝以上した投手には、菊池雄星(13連勝)と金子千尋がいる。

この3人の連勝期間中の投球内容を比較してみると、今井は奪三振率では菊池に、与四死球率ではふたりより劣っているものの、防御率では上を行っている。

四死球率は高いのに防御率が低いのは、出塁はされても生還は許していない証拠だ。特に得点圏にランナーが進んでからのピッチングは出色で、この11連勝する間のイーグルス戦(12試合)で、今井が得点圏に走者を置いた場面で打たれたヒットは3本だけ。

ホームランは1本も打たれておらず、被打率は.055(55打数3安打)。走者がいないときの被打率.168(184打数31安打)を、はるかに下回っている。ピンチを招いてからが、今井達也の真骨頂と言えるかもしれない。

●6度目の今井 対 岸 これまでは2勝2敗

イーグルスの先発は、和田毅(福岡ソフトバンクホークス)と並ぶ、現役投手3位タイの通算159勝をあげている岸孝之

今井と岸が先発で投げ合うのは、今回が6度目。今井がまだプロ2年目だった18年の初対決から、岸が2連勝したが、最近は今井が2連勝して、互角の星勘定に持ち込んでいる。

岸がベルーナドームのマウンドに登るのは、じつは21年10月9日以来3年ぶり。今井と岸の投げ合いが、ベルーナドームで実現するのは、6年ぶりになる。

今シーズン、ライオンズはここまで日曜日は1勝5敗。現在4連敗中で、ベルーナドームのゲームに限ると、まだ日曜日は1度も勝っていない。

今井達也には、新旧ライオンズのエース同士の投げ合いを制して、日曜日のベルーナドームに勝利を呼び込んでもらいたい


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