【西武ライオンズ 今日の見どころ】西川愛也 ライオンズ最長ノーヒットにあと1
●與座 チーム完投一番乗り 無四球完封は5年ぶり
【31日◇ホークス‐ライオンズ14回戦(paypayドーム)13:00】
29日の記事(最遅記録を更新 完投一番乗りを 今井に期待)で紹介したばかりだが、開幕からチーム95試合目にして、ついにチーム初完投が記録された。しかも、プロ5年目の與座海人の初完投にして無四球完封勝利と、これ以上ないくらいの勲章が付いての達成となった。
消化試合に違いはあるが、チームはバファローズと並び、リーグ50勝一番乗りで貯金7。與座の成績が8勝3敗だから、チームの貯金の大半をサブマリンがつくってくれている。
ライオンズの投手の無四球試合は、2018年7月31日ホークス戦の多和田真三郎以来(4失点完投勝利)4年ぶり。無四球完封は、さらに1年さかのぼり2017年8月19日ファイターズ戦の多和田以来5年ぶり。ホークス相手の無四球完封となると、2009年9月18日の帆足和幸以来、じつに13年ぶりの好投だった。
ブランクのあった記録を、與座がそれぞれ「年ぶりに」上書きしてくれたワケだが、ライオンズには「2年ぶり」のヒットで、不名誉な記録をストップしたい選手がいる。西川愛也だ。
プロ3年目の初出場となった2020年8月16日イーグルス戦の第2打席で、左中間にプロ初安打となるタイムリー二塁打を放ち、良いスタートを切ったのだが、その後1軍の試合でまったく快音は聞かれず。現在3年越しで、51打席連続ノーヒットとなっている。
連続打席ノーヒットのプロ野球記録は、投手の嵯峨健四郎(東映フライヤーズ)の90打席。野手に限った場合、2016年から18年の引退試合までノーヒットが続いた岡田幸文(マリーンズ)と、昨シーズンの8月から10月にかけてパタッとヒットが出なくなった佐藤輝明(タイガース)の59打席がある。
ライオンズの野手では、西鉄時代の1959年に捕手の河合保彦が記録した52打席連続ノーヒットが最長になる。西川はこの記録に、あと1打席と迫っているのだ。
現状のチーム状態では、西川が打席に立つ展開は稀かもしれないが、なんとか次のチャンスがめぐってきたときには「2年ぶり」のヒットで、不名誉な記録に終止符を打って欲しい。
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