【西武ライオンズ 今日の見どころ】栗山誕生日に久々のホームゲーム バースデーアーチなら自身初
●9月3日のホームゲームは2015年以来 8年ぶり
【3日◇ライオンズ‐ホークス21回戦(ベルーナ)13:00】
きょう9月3日は、栗山巧の40歳の誕生日。1年前の誕生日のときにも紹介したが、栗山は自身の誕生日をあまり得意にしておらず、通算39打数7安打で打率.179、3打点でホームランはない。
昨シーズンの誕生日は、PayPayドームでのホークス戦。2対5と3点をリードされた9回表に2死1塁から代打で登場。モイネロの前にレフトフライに倒れ、最後の打者になってしまった。
なぜか不思議と、ここ最近は9月3日にライオンズのホームゲームが組まれることがなく、栗山の誕生日に本拠地で試合が開催されるのは、2015年以来8年ぶりのこと。
栗山本人は、8月20日のホークス戦で4打数4安打した直後に「特例2023」で登録抹消。29日に1軍復帰したあとは、4打席ヒットがなかったが、この3連戦初戦の第3打席で、石川柊太のインコースへ入ってくるカットボールを、鋭い弾道でライトへ運ぶ7号3ラン。体調不良の影響を感じさせないバッティングを披露したばかりだ。
●40歳の誕生日にホームランを打てば プロ野球史上初
今年の8月15日、中村剛也の40歳の誕生日のときの記事(中村剛也40歳の誕生日 みずから祝砲打てば プロ野球史上初)で紹介したが、日本球界において、自身の40歳の誕生日に本塁打を打った選手は、まだひとりもいない。
今シーズン栗山が打った25本のヒットのうち、7本がホームラン。昨シーズンまでの21年間では、通算2,086安打で120本塁打。ホームランはヒット17.4本のつき1本の割合だったから、今シーズンはかなりの量産ぶりなのだ。
40歳の誕生日に自身初めて、なおかつ、プロ野球史上初となるバースデーアーチを、ついつい期待したくなる。
●40代選手同士のアベック本塁打は過去4組
また、栗山の誕生日によく打っているのが、22年来の盟友である中村剛也だ。昨シーズンも板東湧梧からソロ本塁打を放ったのだが、これまで9月3日に通算40打数12安打の打率.300、16打点、じつに7本塁打しているのだ。
これまでのプロ野球で、同じチームの40代の選手が同じ試合で本塁打、いわゆるアベックホームランを打ったコンビには、矢野輝弘&金本知憲(タイガース)、金本知憲&桧山進次郎(タイガース)小久保裕紀&カブレラ(ホークス)、谷繁元信&和田一浩(ドラゴンズ)の4組がいる。ライオンズで実現すれば、球団史上初になる。
今シーズンはまだ栗山、中村がそろってスタメン出場したケースはないが、残り試合で、40歳になったふたりの本塁打の競演を、ぜひ観てみたい。
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