【西武ライオンズ 今日の見どころ】きょうも無得点なら 球団ワースト記録を60年ぶりに更新
●3試合連続無得点は球団タイ 32イニング無得点は球団ワースト
【21日◇バファローズ-ライオンズ10回戦(京セラ)18:00】
交流戦歴代ワーストのチーム打率.171に終わったライオンズ。最後の2試合は、横浜DeNAベイスターズの東克樹、石田裕太郎に連続完封勝利を許す始末で、ここ4試合中3試合が零封負け。現在23イニング得点がなく、39イニング続けてタイムリーヒットが出ていない。
これまでライオンズが無得点での敗戦を、最も長く続けたのは3試合。西鉄時代の1964年と70年、そして埼玉移転後の2009年と、過去3度記録している。もし、きょうも無得点で試合を終えると、球団ワースト記録に並ぶことになる。
また、連続無得点の球団最長イニングは、64年の31イニング。きょうは球場が京セラドームなので、まずコールドゲームの可能性はない。したがって、きょうの試合で得点することなく敗れた場合、連続無得点イニングの球団ワースト記録は、60年ぶりに更新することになる。
●京セラ無双のエスピノーザと 苦手にしている今井
なんとか早い回に点を獲って、無得点の呪縛を解きたいところだが、よりによってオリックスバファローズの先発はエスピノーザ。
京セラドームではここまで3勝0敗、防御率0.35と、無類の強さを誇っており、ライオンズ打線も4月24日の対戦で、7回まで中村剛也の二塁打と佐藤龍世の単打、わずかヒット2本に抑えられている。
ライオンズは5月30日の中日ドラゴンズ戦の1回表に1得点したのを最後に、15試合続けて序盤3回までの得点がない。きょうの試合も1点を獲るのに、相当苦労させられることは、眼に見えている。
対するライオンズ先発の今井達也は、京セラドームで通算2勝8敗と、大きく負け越している。それでなくても5月12日に3勝目をあげたあと、打線の援護がなかったり、リリーフ投手が打たれたりで、自身3連敗中だ。
先日、隅田知一郎の完封勝利で、連敗を8でストップしたとき、渡辺久信GM兼監督代行が「連敗しているときは、ピッチャーが完封するに限る」と言ったばかりだが、あれから10日と経たないうちに、チームは同じような状況に陥っている。
酷な願いであることは承知の上で、いまはただ、今井に完封をしてもらうしか、連敗の止まるシナリオが思いつかない。
また、きょうは西武ホールディングスの定時株主総会が予定されている。試合の結果より、そちらのほうが、ライオンズファン最大の関心事かもしれない…。
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