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【西武ライオンズ 今日の見どころ】なるか8連敗からの8連勝 8試合連続2失点以下なら 球団35年ぶり

●8連敗のあと 7試合すべて失点2以下で7連勝

【23日◇ライオンズ‐イーグルス14回戦(ベルーナ)18:00】
1点差の辛勝だったが、オールスター明けの初戦に勝利。6月30日から7月9日に8連敗した直後の7連勝となった。

ライオンズがこれまでに、大型連敗の直後に大型連勝をしたケースは、2007年5月から6月にかけて、10連敗をした直後に6連勝をしたことがあるくらい。きょうも勝利して、8連敗のあとの8連勝で、一気にプラマイ・ゼロに戻したとなれば、球団史上初めてのことになる。

そして、この7試合すべて失点が2以下と、投手陣の奮闘に支えられての連勝となっている。
 
プロ野球史上、2失点以下の試合を最も長く続けたのは、1941年の阪急ブレーブスと、1956年阪神タイガースで13試合。これには及ばないものの、ライオンズの球団記録は、西鉄時代の1965年に稲尾和久、与田順欣、井上善夫、ルーキー池永正明といった投手陣が11試合連続で、相手打線を2点以下に抑えたことがあった。

連続試合2失点以下  プロ野球記録

じつはライオンズは昨シーズンも、6月11日 のカープ戦から22日マリーンズ戦まで、2失点以下の試合を7試合続けていた。このときは24日のイーグルス戦で、先発の髙橋光成が2失点、さらに2番手の本田圭佑が1失点したことで、連続記録が途絶えている。

もし、きょうの試合も2失点以下に抑えて8試合連続となると、いわゆる黄金時代の真っ只中、1988年4月に9試合続けて以来35年ぶり、球団史上6度目になる。

ライオンズ 連続試合2失点以下 (8試合以上)

●6連敗以上した外国籍投手は ライオンズで過去2人だけ

きょうの先発は6月14日ジャイアンツ戦以来、およそ1ヶ月ぶりの1軍登板となるエンス。前回は第1子が誕生したから初めてのマウンドだったが、気合が空回り。投手交代のルールミスも重なり、4月23日バファローズ戦から続く、エンス自身の連敗は5に伸びた。

ライオンズ投手の連敗記録は、昨シーズン隅田知一郎が更新したばかりの10連敗だが、外国籍投手に限定すると、2007年ギッセルの9連敗が最長。

もし、エンスがきょうも敗れて、連敗が6まで伸びてしまうと、16年に来日初登板から6戦6敗したポーリーノ以来、ライオンズの外国人投手3人目となってしまう。

ライオンズ外国人籍投手 連敗記録  (5以上)

エンスはジャイアンツ戦のあと、イースタンでは4試合に投げ、25イニングで5失点(自責点5)。防御率1.80と、安定感のあるピッチングを続けて、きょうの登板チャンスを勝ち取った。

ここまでチームがつないできた流れに乗って、エンスが4月16日以来、およそ3ヶ月ぶりの勝利をあげることができるだろうか。

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