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【西武ライオンズ 今日の見どころ】鈴木健矢攻略へ 飛球と遊ゴロに注意 古賀の肩 vs 五十幡の足 中央大対決にも注目
●対右打者31アウトのうち 22がフライの鈴木健矢
【3日◇ライオンズ‐ファイターズ5回戦(ベルーナドーム)14:00】
ファイターズの先発は、話題のアンダースロー鈴木健矢。4月7日バファローズ戦でのリリーフ登板から6試合に渡って、現在15 1/3イニング連続無失点。16日のライオンズ戦でも、2死満塁のピンチで登板して外崎修汰をセンターフライに打ち取るなど、4人の打者を完璧に抑えている。
特に右バッターに対しては、開幕から1ヶ月間31打数ノーヒット、被打率.000と、驚きのピッチングを続けている。
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右打者を打ち取った内容を見ていくと、ゴロアウト7に対して、フライアウト(ライナー含む)が22と、完全な「フライボールピッチャー」タイプ。アンダースロー特有の浮き上がるような軌道の投球が、バットの上っ面に当たっていることが推測できる。
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数少ないゴロアウトにしても、ほとんどがショートゴロ。ポップフライを打ち上げないようにしようとすると、今度は引っ掛けた打球になってしまっている。
外崎、中村剛也、マキノン、山川穂高と、中軸に右バッターが並ぶライオンズ打線。フライアウトとショートゴロが多くなったら、鈴木健矢の術中にハマっていると観て良さそうだ。
●中央大の先輩・五十幡を 古賀が刺せるか
ライオンズの先発は、先月18日以来の登板となる平良海馬。開幕からここまで、先発した3試合すべて平良は古賀悠斗とバッテリーを組んできた。
きのう(2日)の試合は、ファイターズの五十幡亮汰の「足」に掻き回されて、ミスを重ねていったライオンズだが、平良のクイックモーションと快速球、それに古賀の強肩が加わった相乗効果か。このバッテリーは、まだ盗塁を許していない。
五十幡と古賀は、中央大の1年違いの先輩・後輩。古賀はドラフト指名された会見の席上でも「アピールポイントは肩の強さ。先輩の五十幡さんを盗塁してきたら自分が刺したい」と話していた。
五十幡は現在12球団トップの9盗塁。対する古賀は5度企図された相手の盗塁を4度刺し、阻止率は.800を誇っている。去年から古賀がマスクをかぶっているときに、スチールを仕掛けられる状況で塁上に五十幡がいたことは、まだない。スピードとスリルにあふれた両者の攻防には注目したい。
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チームは今シーズン初の3連敗中。しかも、この3試合で計7失策と、綻びが目立ち始めている。ここで歯止めをかけるためにも、平良&古賀のバッテリーで、ファイターズの仕掛けを封じ込めたい。