【西武ライオンズ 今日の見どころ】L戦7連勝中の山本由伸を 髙橋光成が止められるか
●光成vs由伸 過去の投げ合いは 光成の4勝2敗
【22日◇バファローズ‐ライオンズ5回戦(京セラドーム)14:00】
現在防御率0.39、18イニング連続無失点中の髙橋光成と、2年連続沢村賞の山本由伸。一昨年、昨年と2年続けて開幕戦でも投げ合ったふたりの直接対決は、今回が9試合目となる。
過去の対戦成績は髙橋が4勝2敗と上回っている(山本は2勝2敗)。両投手が先発した試合のチーム成績は、ライオンズの6勝2敗で、山本が降板したあとに、バファローズのリリーフ陣から決勝点を奪って、ライオンズが勝利したケースが多くある。
● ライオンズ戦7連勝中の由伸 京セラでは負けなし
ただ、山本の側からみると、昨年6月18日にノーヒットノーランするなど、対ライオンズ7連勝中。その途中では40イニング無失点を続けるなど、ライオンズ打線を完璧に抑え込んでいる。
きょうも勝って、ライオンズ戦8連勝となると、14年9月から16年6月まで8連勝した石川歩(マリーンズ)以来。オリックスの投手では、あのサブマリンエース山田久志が1978年8月から3年掛かりで、8連勝して以来となる。
ライオンズ戦通算12勝3敗の山本だが、3敗はすべてベルーナドーム喫したもの。京セラドームでのライオンズ戦では、5勝0敗とまだ負けがない。京セラドームではベルーナドームで投げたときより、1試合あたりの奪三振数が増加する一方で、与四死球率は減少。より付け入る隙がなくなっている。
●光成もバファローズ戦通算13勝6敗
まさに難攻不落の相手なのだが、髙橋光成の側からしてもバファローズ戦は通算13勝6敗と、最も得意としているカードだ。山本由伸が先発に転向して直接対決するようになった2019年以降、髙橋がバファローズ戦で敗戦投手になったのは、山本由伸と投げ合ったときだけ。ほかの投手が相手の試合では、すべて髙橋が勝利している。
きょうも1点を争う投手戦が予想されるが、髙橋光成が「ライオンズのエース」の枠にとどまらず、「パ・リーグのエース」「日本球界のエース」と呼ばれるためには、乗り越えなくてはいけない一戦。由伸を止められるのは、光成しかいない。
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