【西武ライオンズ 今日の見どころ】エンスに 3度目の連敗ストップを期待
●2度の大型連敗を止めたのは、いずれもエンス
【5日◇スワローズ‐ライオンズ3回戦(神宮)13:00】
交流戦開幕から2カード続けて勝ち越し、初優勝も狙える位置にいたはずが、気がつけば4連敗。あっという間に、勝率5割を切ってしまった。
ライオンズは3~4月に7連敗、5月に5連敗と、今シーズン2度の大型連敗を喫している。そのとき無失点ピッチングで、どちらも止めてくれたのが、今日先発のエンスだ。
入国制限の影響もあり、開幕にこそ間に合わなかったものの、4月10日に来日初先発すると、そこから毎週日曜日のローテーションをしっかり守ってくれている。今日4勝目をあげれば、高橋光成と並ぶチームトップタイとなる。
交流戦初登板となった5月29日のベイスターズ戦は、2点のリードをもらいながら、ソロホームラン2本で同点に追いつかれ、勝利投手の権利を手放すことになった。一発には充分注意して、3度目の連敗ストップを期待したい。
●交流戦は、2番、3番打者の打率が1割台に
得点力不足が響いての4連敗だが、交流戦前と交流戦期間中の打率を比較すると、それほど大きな差はない。
だた、打順別で打率を見ていくと、1番打者の打率がアップしている反面、2番、3番打者の打率が1割台に落ち込んでいる。上位打線がこの状態では、やはり打線のつながりは生まれにくい。
若林楽人が復帰したプラス要素と、源田壮亮が離脱していることのマイナス要素が、それぞれ数字になって表れていると言えそうだ。
このところ頻繁に、打順の入れ替えが行われているが、最適解はなかなか見つからない。首脳陣の苦悩がうかがえる。
スワローズ先発の高梨稔裕とは、ちょうど1年前の6月6日、やはり日曜日の神宮球場で対戦。3回途中までに5安打を集め、呉念庭の2ランなどで、早々と降板に追い込んだ。ファイターズ時代も、対戦成績は通算3勝3敗だが、防御率は5.21。苦しめられた印象は薄い。
ワンチャンスをモノにする形でも良いので、同一カード3連敗だけは避けたいところだ。