【西武ライオンズ 今日の見どころ】初登板の内海がめざす 40代勝利と2000投球回
●40歳シーズンの勝利なら ライオンズ4人目
【7日◇ライオンズ‐ファイターズ7回戦(ベルーナドーム)14:00】
プロ19年目の内海哲也が、今シーズン初登板初先発。今年からコーチ兼任となったが、イースタンでは3試合2勝0敗、18イニング無失点と抜群の内容で、今日の登板機会をみずから勝ち取った。
内海は先日4月29日に、40歳になったばかり。過去ライオンズの投手で40歳の誕生日を迎えたシーズンで勝利したのは、1988年高橋直樹、1997年鹿取義隆、2012年西口文也の3人だけ。内海が勝利すれば、ライオンズでは4人目の40歳シーズンでの勝利になる。なお、9月26日生まれの西口は、40歳の誕生日を過ぎてからの勝利はないため、40代勝利だと球団3人目となる。
ちなみにライオンズの最年長勝利は、1985年10月10日阪急ブレーブス戦で記録した高橋直樹の40歳7ヶ月。内海が40歳7ヶ月になる頃には、もう今年のシーズンは終わっており、こちらの更新は来シーズン以降に持ち越しとなる。
内海は史上92人目の2000投球回まで、あと5イニングに迫っており、通算136勝目の権利を手にするためには、こちらの記録達成が不可欠になる。
●今季2度目の3試合連続完封なるか
スタメンマスクは、4月29日のイースタン・スワローズ戦で、内海とバッテリーを組んだばかりの古賀悠斗が濃厚だ。内海がプロデビューした2004年5月には、古賀はまだ4歳だった。現在ライオンズは、2試合連続完封勝利中。19年目の大ベテランを、ルーキー捕手がどうリードしていくのか。
もし3試合連続の完封勝利となれば、今シーズン2度目となる。前回4月19日から22日までに達成した3試合連続シャットアウトが、29年ぶりだっただけに、このわずかな期間で次の機会が訪れるとは、驚きだ。
1シーズンに2度の3試合連続完封勝利を記録すれば、1956年毎日オリオンズ、2011年ファイターズ、ホークスに次いで、パ・リーグ史上4度目。ライオンズでは初めてになる。