【西武ライオンズ 今日の見どころ】救援陣フル稼働のビジター6連戦 水上、平良の起用法に注目
●5連戦中3試合以上投げている救援投手が5人
【10日◇イーグルス‐ライオンズ14回戦(楽天生命パーク)16:00】
先発スミスのアクシデントがありながら、終盤に逆転勝利。大阪、仙台と続いたビジター6連戦は、5試合を終えて4勝1敗。3月30日以来の2位となり、首位ホークスにも、2ゲーム差まで接近した。
ただ、バファローズ戦でいきなり2試合続けて延長戦だったこともあり、この連戦中すでに3試合以上に登板しているピッチャーが5人もいる。リリーフ陣はフル稼働の状態だ。
今シーズンのライオンズで、3日間続けて登板した投手はまだいない。ちょうど2週間前のイーグルス3連戦でも、1、2戦目に水上由伸、平良海馬、増田達至が連投。3戦目はこの3人を起用せず、先発の與座海人のあとを、本田圭佑、森脇亮介とつなぐリレーで逃げ切って、今シーズン初の同一カード3連勝を決めたばかり。
残り試合が60以上あり、オールスター前に9連戦が控えていることを考えると、できれば水上、平良の3連投は避けておきたい。
與座にひとりで投げ切ってもらうか、8日の試合で、9回表の追加点があったおかげで、温存できた増田へ直結するのが理想なのだが…。いずれにせよ、投手の起用法、継投に注目が集まる試合になる。
●早川はライオンズ戦 ソロ本塁打4本で4失点
この2週間前の試合で、與座と投げ合った相手も、きょうと同じ早川隆久だったが、このときは山川穂高に、通算200号を含む2本のソロホームランを浴びている。
今シーズンの早川は、ライオンズ戦3試合(18 2/3イニング)に投げて、計4失点しているのだが、山川穂高が3本、中村剛也が1本と、その4点すべてがソロホームランによるものなのだ。
打たれた記憶も新しいだけに、おそらく相当な警戒をして、早川はきょうのマウンドに登るはず。早川対山川、あるいは、早川対中村の、一発をめぐる攻防も、この試合の見どころだ。