【西武ライオンズ 今日の見どころ】カード初戦&火曜日連敗 月間負け越し 最低勝率 最少得点… 球団ワースト記録続々更新の可能性
●カード初戦13連敗は球団ワースト 火曜日は10連敗中
【25日◇ライオンズ-ファイターズ8回戦(ベルーナ)18:00】
交流戦明け最初のカードも1勝2敗で負け越し。これで6カード連続の負け越し、今月は残り2カードとなるなか、いまだカード勝ち越しが1度もない。
最大の要因はカード初戦に負け続けていること。カード初戦に勝利したのは、5月3日福岡ソフトバンクホークス戦が最後。次カードの千葉ロッテマリーンズ2連戦から、現在13カード連続で、カード初戦に敗れている。
以前にも紹介した(火曜日&カード頭8連敗中のライオンズ 元山が神宮凱旋)ように、過去ライオンズで最も長くカード初戦に負け続けたのは、1971年5~6月の12カード連続。今回はそれを53年ぶりに上回る、球団ワースト記録となった。
それと並行して続いている火曜日の連敗のほうも、すでに10まで伸びている。こちらも紹介したように、西鉄時代の62年、ライオンズは日曜日に10連敗したことがあった。これが球団史上、曜日別で最も長い連敗となっている。
もし、きょうの試合に敗れて、火曜日の連敗が11に伸びると、こちらも球団ワースト記録を更新することになる。
●6月残り5試合 月間最多負け越し 最低打率など更新の可能性
この6月のライオンズの成績は、3勝14敗で「11」の負け越し。ライオンズ史上、月間最も多く負け越したのが、1971年5月の「13」だ。
今月に予定されている残り5試合を1勝4敗、あるいは0勝3敗2分など、3つ以上負け越すと、月間負け越しの球団ワースト記録を更新してしまう。
同様に、今月ここまでの月間勝率は「.176」。過去ライオンズの月間最低勝率(月間15試合以上)は、この71年5月の「.158」で、もし残り5試合を全敗すると、こちらのワースト記録も更新することになる。
打つほうでは、6月の月間チーム打率が「.171」。今年4月に、これまでの球団ワーストを下回る、月間最低打率(月間15試合以上)となる「.189」を記録したばかりなのだが、そのわずか2ヶ月後に、再び更新する可能性が色濃くなっている。
ちなみに、シーズンに2度、月間のチーム打率を1割台で終えるとなると、ライオンズ球団史上初めての汚点になる。
さらに、今月のチーム得点が「25」。ライオンズの月間(15試合以上)最少得点が、71年9月の「33」なので、これを上回るためには、残り5試合で合計9得点以上する必要がある。
今月残り5試合、はたして球団ワースト記録を、どれだけ回避することができるのか。それとも、何の意地も抵抗もなく、球団史上最も惨めな1ヶ月を過ごすことになるのだろうか。