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【西武ライオンズ 今日の見どころ】中村剛也 走者を置いての 勝利につながる本塁打なるか 

●40代選手の3試合連続本塁打なら 史上8人目

【10日◇ライオンズ‐イーグルス7回戦(ベルーナ)18:00】
「(4月から5月に)月が変われば、ツキが変わる」などと、何の根拠もない思い込みにすがったものの、現実は3連勝した直後に3連敗。借金は再び今シーズンワーストタイの10となった。

そんななか4番に入り、2試合連続本塁打と、ひとり気を吐いているのが40歳の中村剛也だ。きょうも一発を打って、40代選手の3試合連続ホームランとなると、2009年金本知憲(阪神タイガース)以来、プロ野球史上15年ぶり8人目(14度目)、ライオンズの選手では初めて達成となる。

40代選手の連続試合本塁打は、1974年アルトマン(ロッテオリオンズ)の6試合が最長になる。中村剛也は連続試合ホームランを、どこまで伸ばしてくれるだろうか。

●ここまでの5本塁打すべてソロ  チームは0勝5敗

ただ、その一方で気掛かりなのが、今シーズン中村が打った5本の本塁打は、すべてソロ。まだランナーを塁に置いた状況でのホームランがないことだ。

今年が現役生活23年目となる中村剛也だが、これまでにシーズン1号から5号まで、すべてソロ本塁打だったことは、16年に1度あっただけ。今回が2度目となり、もし次のホームランもソロだったとすると、キャリア初めてになる。

やはりソロでは限界があるのか。今シーズン中村がホームランを打っても、その試合でチームは0勝5敗。中村がホームランを打った試合で、5試合続けて敗れたのは、2009年に20号から25号を打った試合で6連敗して以来、こちらも2度目。開幕からの5連敗は、今回が初めてだ。

それだけチーム全体の出塁が、圧倒的に少ないのと同時に、じつは中村自身の得点圏打率も.045(22打数1安打)と沈み込んでいる。

またしても…といった感じだが、チームは4日の福岡ソフトバンクホークス戦の外崎修汰のサヨナラヒットを最後に、現在27イニング続けてタイムリーが出ていない。

●2年目青山がプロ初勝利を目指して 今季初登板初先発

泣きっ面に蜂とばかり、ここに来て、アギラー、平良海馬が故障離脱。そのなかで今シーズン初登板となる青山美夏人が先発する。

ルーキーイヤーの昨シーズンは、8月13日千葉ロッテマリーンズ戦の1度だけ先発があった。ただ、このときは、髙橋光成の特例2023での登録抹消を受けての緊急先発。ショートスターターのような起用で、2イニング2安打1失点で降板していた。実質、今回がプロ初先発のようなもの。勝てば、プロ初勝利となる。

現在ライオンズは、4試合連続で相手に先制を許している。しかも、そのうち3試合が初回に先制点を与えてしまっている。まず青山には、どうにかして初回を無失点で立ち上がってもらいたい。

これ以上、気がつけば連敗だけが伸びていくような試合は、御免被りたい。

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