【西武ライオンズ 今日の見どころ】與座ベルーナドームで 無四球&無失点
●東浜にノーヒットノーランされた次の試合は快勝
【19日◇ライオンズ‐バファローズ12回戦(ベルーナドーム)13:00】
51年ぶりに、1シーズンで2度のノーヒットノーランを許してしまったライオンズ。ただ、ホークスの東浜巨にやられたあとに紹介した(光成 完封一番乗りで松坂と並べるか)ように、屈辱が尾を引いたケースは少ない。
5月に東浜に抑えられた次の試合も、イーグルス相手に二桁安打を放ち、4対2でライオンズは勝利している。
ノーヒットノーランのショックを払拭するためにも、早めに主導権を握りたい、きょうの試合。先発の與座海人は、5月からローテーションの一角を任され、すでに自身最多の4勝をあげている。
今井達也が開幕直前に戦線離脱、新外国人スミスも来日2試合目の登板で負傷、松本航は新型コロナの影響で登録抹消と、先発候補にアクシデントが続いたなか、與座の成長がなければ、相当苦しいシーズンになっていたはずだ。
●与四球が激減した與座 ベルーナドームでは無四球
今シーズンの與座の成長ぶりが、最も良く表れているのが与四球の少なさだ。1試合あたりの与四球の数(与四球率)は、2020年が3.08、21年は2.33だったのが、今シーズンは0.70へと激減。
現在、規定投球回に到達している両リーグのピッチャーのなかで、与四球率の最も小さいのが加藤貴之(ファイターズ)の0.55(81 2/3イニング、与四球5)なので、與座はこれに匹敵している。
なかでも本拠地ベルーナドームでは、今シーズンまだひとつも四球を与えていない。だからと言えるのかもしれないが、ここまでベルーナドームでは、13イニングを投げて無失点、防御率0.00だ
生まれ故郷の沖縄では、沖縄尚学高の先輩・東浜と互角に投げ合い、8回を無失点。岐阜経済大(現・岐阜共立大)時代の4年間を過ごした「第2の故郷と言ってもいいくらい」の東海地方のバンテリンドームでは、6回1失点の好投で勝利した。
現在の地元であるホーム・ベルーナドームでも、このまま無失点ピッチングを続けて欲しい。