【西武ライオンズ 今日の見どころ】エンス デビュー2戦2勝なら ライオンズ外国籍投手4人目
●外国籍投手最長はデビュー6戦6勝
【17日◇バファローズ‐ライオンズ6回戦(京セラドーム大阪)13:00】
新外国籍選手のエンスが、1週間前のホークス戦で日本デビュー。ピンチを三重殺で切り抜けるなど、5回を無失点に抑え、来日初勝利をあげた。
ライオンズの外国籍投手の初登板初勝利は13人目。過去12人のなかで、続く2度目の登板も勝利したのは1997年ギブンス、2006年グラマン、2015年郭俊麟の3人しかいない。
惜しかったのは、1985年の郭泰源の来日2試合目だ。南海ホークスを9回完投3安打無失点の素晴らしいピッチングをしたのだが、ライオンズ打線も沈黙。0対0の引き分けとなり、完封勝利での2連勝とはならなかった。
珍しいパターンは、2002年の張誌家。来日1試合目は先発で6回無失点、初勝利をあげたのだが、2試合目は先発・潮崎哲也のあとを継いでのロングリリーフ。試合終了までの4イニングを投げ切り、来日初セーブをマークしている。
外国籍投手の勝ち負けのつかない試合を挟まないデビューからの連続勝利は、1953年カイリー(毎日オリオンズ)の6戦6勝が最長記録。ライオンズでは上記3投手の2戦2勝が最長だ。もし今日エンスが勝てば、球団タイ記録となる。
●デビュー最長無失点は25イニング
エンスは、調整登板となったイースタンリーグ2試合とBCリーグ福島レッドホープスとの練習試合、合わせて16イニングを無失点。来日初登板となったホークス戦も5回を抑え、日本に来てから、まだ失点がない。
外国籍投手のデビューからの連続無失点記録は、2018年メルセデス(ジャイアンツ)の25イニングが最長。ライオンズでは、2017年にシュリッターがいずれもリリーフで、11試合に渡り11イニング無失点を続けている。
エンスが公式戦での無失点イニングを、どこまで伸ばせるのかにも注目だ。