見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】初の開幕投手今井 対イーグルス10連勝なるか

●今井は21年10月から イーグルス戦9連勝中

【29日◇イーグルス‐ライオンズ1回戦(楽天モバイルパーク)18:00】
今井達也がプロ8年目にして、初めて開幕戦のマウンドにあがる。奇しくも東尾修、工藤公康、渡辺久信、菊池雄星、髙橋光成といった歴代エースたちは、いずれも入団7年目に初めて開幕投手を担当。高卒入団8年目で初の開幕投手は、1969年の与田順欣(よしのぶ)と並ぶ、最も遅い大役となった。

ライオンズ 初の開幕投手(色付きは高卒入団)

右肩の張りによる髙橋光成の出遅れがあったにせよ、今井に白羽の矢が立った理由のひとつが、東北楽天ゴールデンイーグルス相手の圧倒的な強さだろう。

今井達也 イーグルス戦 9連勝中

2021年10月15日から10試合負けなしの9連勝中。この間唯一勝利の付かなかった試合もリリーフが打たれたもので、今井は勝ち投手の権利を持って降板していた。この10試合で防御率0.71と、付け入る隙を与えていない。

●菊池雄星は イーグルス相手に13連勝

これまでライオンズの投手による、同一チーム相手の連勝記録は、稲尾和久が近鉄バファローズ相手に記録した22連勝。イーグルス相手に限ると、菊池雄星が3シーズンに渡って、13連勝したのが最長となっている。

ライオンズ投手  同一カード10連勝以上

今シーズンのスケジュールをみると、なぜかライオンズとイーグルスの対戦カードは、8度予定されている3連戦のすべてが「金・土・日」に組まれており、「火・水・木」の3連戦が1度もない。

つまり今井が週末のカード頭のローテーションを、年間を通して守り続ければ、それだけイーグルスと顔を会わせる機会が増えていくことになる。

●8年前の甲子園では 今井が早川に投げ勝つ

すでに多くの報道がされているが、今井達也とイーグルス開幕投手の早川隆久は8年前、高校3年時の夏の甲子園の準々決勝で投げ合っている。

このときは作新学院が3対1で勝利。今井は9回裏2死から、木更津総合の最後のバッターとなる早川を、渾身の高めの真っ直ぐで三振にうち取っている(ちなみに、作新学院の3番打者だった現横浜DeNAベイスターズの入江大生が、1回表に早川から先制ソロを打っている)。

両投手がプロの世界で投げ合うのは、今回が初めて。そんな特別な感情のぶつかり合いも楽しみだ。

ライオンズがシーズンの開幕を仙台で迎えるのも、今回が初めて。天気予報によれば、試合開始前に雨は止みそうだが、もしも開幕戦が雨天中止となると、ライオンズでは89年(平成元年)以来、じつに35年ぶりのことになる。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?