【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井達也 岸孝之との「11番対決」初勝利なるか
●イーグルス 5月13日から金曜日12連敗中
【12日◇イーグルス‐ライオンズ18回戦(楽天生命)18:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと8勝】
最下位ファイターズ相手の3連戦に、ひとつも勝てず。2位ホークスとのゲーム差は0.5に縮まった。来週はそのホークスとの3連戦が、ベルーナドームで行われる。はたして首位の座を死守できるか。
現在、ライオンズは楽天生命パークで6連勝中。さらにイーグルスのほうは、なぜか金曜日に勝てず、5月13日から現在12連敗中。「魔の金曜日」と化している。
なんとか金曜日の連敗を止めたかったのが理由ではないだろうが、中7日空けて岸孝之を先発に持って来た。今シーズン、金曜日に岸が先発するのは初めてになる。
岸は現在、通算148勝99敗で、ライオンズ戦は9勝3敗。ライオンズ相手に10勝目をあげて150勝に王手を掛けることになるのか。それとも通算100敗のほうが先になるのか。ファイターズ3連戦で合計7得点と、低調だったライオンズ打線の奮起が求められる。
●今井達也 岸孝之との投げ合いは0勝2敗
対するライオンズ先発の今井達也については、くり返しの指摘になるが、立ち上がりに課題を抱えている。
最近3試合続けて初回に失点しており、今シーズンの11失点のうち、半分以上の6失点が初回に集中している。特にコントロールが定まらず、22与四死球のうち、初回に10四死球を与えている。今シーズンここまで5試合に先発して、三者凡退で立ち上がったことが1度もない。
前回登板の8月5日のマリーンズ戦では、先頭の荻野貴司、2番マーティンに連続フォアボールを与えてピンチを招くと、5番の佐藤都志也に先制3ランを浴びることになった。
今井本人も、降板後に「すべては立ち上がり、でしたね。 まとまったピッチングができていない試合は、いつも同じ失敗をくり返してしまっています」とコメントしていたが、試合前の調整を変えるなり、登板直前のブルペンでのルーティンを変えるなり。これだけ同じことをくり返していたのでは「工夫がない、進歩がない」と言われても仕方ないだろう。
今井達也と岸孝之。ライオンズの新旧「背番号11」対決は、今回が4度目になるのだが、まだ今井は岸との投げ合いで、1度も勝利したことがない。
きょうこそ、岸に投げ勝って、ライオンズの背番号11今井達也ここにありと、胸を張ってもらいたい。