【西武ライオンズ 今日の見どころ】大宮の再戦となる武内vs福島 ライオンズ打線は福島からまだ適時打なし
●武内vs福島 1ヶ月前の大宮では2対2の引き分け
【27日◇ファイターズ-ライオンズ13回戦(エスコン)14:00】
オールスター前、最後の試合は1点を追う9回裏に、2死満塁で得点できず。オールスター明け、最初の試合は9回表2死1・3塁から同点に追いついた。
とはいえ投手陣がこの2試合、計21イニングで2失点しかしていないのに、勝利できなかったのが現実。後半戦に入ったからといって、戦いの中身に大きな変わりはなさそうだ。
きょうの先発はライオンズが武内夏暉、北海道日本ハムファイターズは福島蓮。この両投手は1カ月前の6月26日、埼玉県営大宮公園野球場で投げ合っており、お互いに2失点。最後は延長12回裏ファイターズ五十幡亮汰の超ファインプレーが出て、2対2の引き分けに終わっている。
このとき武内は、感染症特例での抹消からの復帰登板。その影響があったのか。先頭打者の万波中世から3連打されるなど、初回にいきなりの2失点。ここまで11試合に先発している武内だが、初回に失点したのはこの試合1度きり。通常のコンディションであれば、同じ失敗はくり返さないだろう。
ただ、この試合で7本のヒットを打たれていた武内だが、そのうち3本が水谷瞬によるものだった。
ここまで武内が1試合で3本のヒットを打たれたバッターには、ほかに正木智也(福岡ソフトバンクホークス)がいるのだが、初対戦で3安打されたのは水谷だけだ。最も警戒すべき相手と言えるだろう。
●福島からの3得点はソロ、敵失、内ゴロのライオンズ
一方で、福島が大宮で喫した2失点は、四球に味方の失策が絡んだもの。6回を投げ終えて降板するまで、ライオンズはわずか1安打に抑えらている。
福島には5月1日に対戦したときにも、若林楽人(現・読売ジャイアンツ)のソロ本塁打による1得点に抑えられており、対戦打率は.158。ライオンズ打線はまだ福島から、1本もタイムリーヒットを打てていない。
きょうも1点の遠い試合になりそうだ。が、プロならプロらしく。それこそ先日、ホークスがチーム全体の戦略で、武内のことを打ち崩したように、ライオンズの打撃陣、首脳陣にも、福島攻略に向けた、何かしらの工夫の跡を見せて欲しい。