【西武ライオンズ 今日の見どころ】中村剛也 田中将大から通算7本塁打
●田中将大が最も多くの本塁打を打たれている中村剛也
【イーグルス‐ライオンズ3回戦(楽天モバイルパーク)13:00】
これまでに史上最多の259人の投手から、歴代14位となる通算454本塁打している中村剛也。これまでに最も多くのホームランを打った相手投手は、昨シーズン限りで引退した金子千尋で通算11本。現役投手では、きょう先発のイーグルスの田中将大から、最多の7本を打っている。
その一方で、田中将大が最も多くのホームランを打たれている相手打者も中村剛也だ。NPB通算被本塁打99本の田中から、3本以上ホームランを打っているバッターは全部で8人。現役選手では中村と中島宏之(ジャイアンツ)のふたりだけで、中村の7本は突出している。
じつは2007年5月8日、中村剛也は田中将大との初対戦となった打席で、フルキャスト宮城(当時)のレフトスタンドへソロホームランを放っている。以来、ふたりの真っ向勝負は長きに渡り続いてきた。
開幕からここまで、先発出場の機会は限られている中村だが、プロ22年目のシーズン最初のアーチを、好敵手から描くことができるだろうか。
●松本航 被本塁打が5回に集中
ライオンズ先発の松本航は、昨シーズン立ち上がりに苦労するケースと、試合中盤に突如大量失点して降板するケースが多かった。イニング別の成績をみると、昨シーズン許した8本の被本塁打のうち5本が、5回に集中していたのだ。
開幕5試合中4試合で完封勝利したスワローズが話題になっているが、ライオンズ投手陣もここ3試合の失点が1、0、1と、ひじょうに安定している。松本には鬼門の5回に注意して、チームを今シーズン初のカード勝ち越し、勝率5割復帰に導いてもらいたい。