![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108527645/rectangle_large_type_2_0b0a0264aa76844404e856d369082c5d.jpeg?width=1200)
【西武ライオンズ 今日の見どころ】いつ止まる連敗 カープ初先発河野は 児玉の元チームメイト
●もし8連敗なら、球団ワースト13連敗以来8年ぶり
【18日◇カープ‐ライオンズ3回戦(マツダ)13:30】
今シーズンワーストの7連敗。交流戦の球団史上最低勝率と、球団初の最下位が確定。4月中旬から1ヶ月半に渡って、11カード連続での「勝ち越しなし」はあったが、このときは3連戦の1勝1敗1分や、2連戦の1勝1敗を挟んでいた。5カード連続の「負け越し」は今シーズン初めてになる。
もし、きょうも敗れて借金15となると、球団42年ぶりの最下位となった2021シーズンの最終戦終了時以来。また8連敗は、2015年7月15日から8月4日に13連敗を喫して以来、8年ぶりになる。このときの13連敗は、ライオンズの球団最長の連敗記録になる。
これだけ列挙すれば、悪いモノはすべて出し切っただろうか。
カープの先発はドラフト5位ルーキーの河野圭。広陵高時代に、甲子園に2度出場。大阪ガス入社2年目だった日本選手権では、カットボールを武器に19イニング無失点。チームの優勝に貢献してMVPに輝いた。佐々木朗希、宮城大弥らと同学年で、これがプロ初先発となる。
ウエスタンでは、6試合に登板して2勝3敗、防御率3.38。直近の今月8日、タイガース戦では7回6安打4失点で負け投手になっている。
ウエスタンでの投球内容をみると、右打者相手の被打率.182に対して、左打者には.308。左打者からは奪三振も少なく、苦手にしている様子がうかがえる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687048923001-FFhMzo3IzF.jpg)
ライオンズは平沼翔太、鈴木将平、川越誠司といった左打者を、並べてスタメン起用しても面白そうだ。
●河野 大阪ガスでは児玉亮涼と日本一を経験
この河野だが、大阪ガスではライオンズのルーキー児玉亮涼と、2年間「同じ釜の飯を食った」仲。河野がMVPになった21年の日本選手権では、児玉も優秀選手に選ばれている。
1軍では1ヶ月以上ヒットがなく、源田壮亮が復帰してから打席に入る機会がほとんどなくなった児玉なので、きょうの試合で対戦の機会は巡ってこないかもしれないが、河野の特徴や弱点とった情報伝達の面で、攻略に貢献して欲しい。
気がつけば、5位イーグルスとのゲーム差が3まで拡がった。プロ初先発のルーキー河野と、ライオンズ先発の平良海馬とでは、実績や経験で大きな差がある。普通に考えれば、ライオンズが有利なのだが、いまのチームの惨状を見ていると、何が起きても不思議はない。
実際4月30日には、イーグルスのルーキー荘司康誠に、危うくプロ初勝利をプレゼントしかけている。走塁ミスや併殺打で、これ以上相手投手を助けることは勘弁してもらいたい。
きょうの試合で大型連敗を止められなければ、チームワーストの13連敗に並ぶ、あるいは超えることも、覚悟しておいたほうが良いのかもしれない。