【西武ライオンズ 今日の見どころ】連勝が13で止まった今井が 再びイーグルス相手のマウンドへ
● 連勝が止まった 次の対戦で稲尾、工藤が完投勝利
【2日◇ライオンズ-イーグルス16回戦(ベルーナ)18:00】
7月13日の登板で、東北楽天ゴールデンイーグルス戦の連勝が13で止まってしまった今井達也が、オールスター明け最初の登板で、またしてもイーグルスを相手にすることになった。
今年の開幕戦のときにも指摘した(初の開幕投手今井 対イーグルス10連勝なるか)ように、なぜか今シーズンのイーグルス戦は、3連戦すべてが週末の「金・土・日」に組まれている。
登板間隔だけを考えれば、前のカードの千葉ロッテマリーンズ戦で、今井を先発させることも可能だったはずだが、あえてこのタイミングで先発に起用したことからすると、首脳陣は後半戦もとことん今井を、イーグルスにぶつけていく覚悟のようだ。
これまでにも何度か紹介したが、同じ相手に13連勝以上したライオンズの投手は、稲尾和久、工藤公康、菊池雄星、そして今井達也の4人になる。
過去の3人が、連勝の止まったあと、その同じチームを相手に初めて投げたときの成績をみると、稲尾と工藤が完投勝利。菊池は9回3安打1失点と、完投勝利になっておかしくないピッチングをしたのだが、試合は1対1の同点のまま延長戦に突入。菊池に勝ち負けは付かなかった(試合は延長11回、4対3でライオンズの勝利)。
1度、連勝が止まったくらいでは、得意不得意、相性の良し悪しが、ガラッと一変することはないようだ。
●勝利のカギは鈴木大地、小郷、辰己を分断できるか
ただ、今井達也対イーグルス打線において、カギを握っているのは、鈴木大地、小郷裕哉、辰己涼介の3選手だ。今シーズン、今井はイーグルス戦で合計7失点しているのだが、そのすべてに、この3人のいずれかが、必ず絡んでいる。
なかでも鈴木大地は、連勝を止めた7月13日の試合でも2打点をあげるなど、3打点1得点と、今井の7失点のうち4点に関わっている。
また小郷裕哉は、今シーズンここまで15試合のライオンズ戦で、ノーヒットに終わったのが2試合だけ。今井だけでなくライオンズ投手陣全体から、58打数26安打(打率.448)、2本塁打、9打点と、荒稼ぎしている厄介な存在だ。
もちろん鈴木大、小郷、辰己の3人は、そろってパ・リーグの打撃ベストテンに名を連ねている好打者たちとあって、そう簡単に抑えられる相手ではない。それでも、この3人を分断しない限り、イーグルス打線を静かにさせておくのは難しい。
きょうから「ライオンズフェスティバルズ2024」がスタート。「ハントブルーユニフォーム」を着用しての最初の一戦になる。どんなに意匠を凝らしたユニフォームであっても、結局はチームの成績によって、評判は左右されてしまう。’見掛け倒し’と言われないようにするには、結果を出すしかない。
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