【西武ライオンズ 今日の見どころ】バファローズとの最終決戦 平井の吉田正尚封じに期待
● 吉田正尚 今シーズンのライオンズ戦は打率.224
【8日◇ライオンズ‐バファローズ最終25回戦(ベルーナ)18:00】
前日(7日)はライオンズ、ホークス、バファローズが枕を並べて敗れ、順位とゲームには変動なし。変則3連戦の3試合目は、1ゲーム差の3位バファローズをベルーナドームで迎え撃つ、優勝争いの直接対決となる。
バファローズとのレギュラーシーズンでの対戦は、きょうが最後。このカードは14勝10敗と、すでに勝ち越しを決めている。昨シーズンに引き続き山本由伸、そして終盤戦に来て宮城大弥には、手を焼かされているものの、3年ぶりに勝ち越せた理由のひとつが、吉田正尚を抑えたことだ。
吉田正尚と言えば、ライオンズ投手陣にとっては、まさに“天敵“。手痛い一発をこれでもかと、毎年のように打たれてきた。とりわけ昨シーズンは、打率.409、6本塁打、15打点と、打たれ放題だった。
それが今シーズンは、パ・リーグ2位の打率.322(9月7日現在)の吉田を、ライオンズ投手陣は対戦打率.224に抑えている。
きょう先発の平井克典も、4月30日に決勝点となる4号ソロこそ打たれたのだが、今シーズン9打席対戦して許したヒットは、この1本だけ。通算でも23打数4安打しか打たれていない。吉田正尚キラーなのだ。
今シーズンは中継ぎでスタートしたが、今井達也の出遅れや、松本航、スミスの一時離脱があったことで、6連戦が続く交流戦から、先発に配置転換。およそ3ヶ月に渡ってローテーションを守ってきた。そして、先発の頭数が揃ってきた8月下旬から、再びリリーフの一員としてブルペン入りしていた。
きょうの先発も本来なら、今井達也が予想されていたが、まだ万全な状態に戻っていないようで、再び平井の右腕に、頼ることになった。
今シーズン平井が先発した11試合の平均投球イニングが4.91回。きょうも5~6回まで全力投球してもらい、森脇亮介、スミス、水上由伸、平良海馬といった、勝ちパターンのリリーフ陣につないでいく展開が期待される。
●前回 登板回避した椋木が 再び先発
バファローズの先発は、椋木蓮の予定。7月7日にプロ初登板初先発。ライオンズを相手に6回無失点で、初勝利をあげたのだが、2度目の対戦となった8月21日には、2回途中までに2失点して早々と降板した。
1週間後の8月28日にも、ライオンズ戦で先発が予告されていたのだが、試合当日の球場入り後に「右足首を捻挫」したため、登板を回避することになった。
回復の度合いはもとより、そもそもの負傷の程度からして不明なのだが、ウエスタンなどでも調整登板しておらず、椋木からすれば、ぶっつけ本番の登板になる。ただ、前回チームに迷惑を掛けたとあって、並々ならぬ決意でマウンドに登るはず。
ライオンズとしては気迫負けせず、最後の直接対決をモノにして、バファローズとのゲーム差を広げておきたい。
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