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【西武ライオンズ 今日の見どころ】5回での降板が続く髙橋光成 7月は通算2勝12敗

●7月の成績が極端に悪い 髙橋光成

【16日◇ライオンズ‐ファイターズ13回戦(ベルーナ)18:00】
今シーズン3度目の4連勝で、5位ファイターズとのゲームが0.5に縮まった。オールスター前の残り2試合を1勝1分以上なら、最下位脱出となる。

先発の髙橋光成はシーズンを3連勝でスタートしていたが、5月以降チームと歩調を合わせるようにペースダウン。気がつけば黒星が先行して、先日6勝目をあげた平良海馬に、チームの勝ち頭の座も明け渡してしまった。

髙橋の通算成績を月別にみると、7月は通算2勝12敗。7月に勝利をあげたのは2021年だけで、防御率も4点台。なぜか7月の成績が極端に悪いのだ。

髙橋 光成 月別通算成績
髙橋 光成 年度別 7月成績

髙橋光成と言えば、21年から8連敗中と、交流戦が不得意なことで知られているが、このような成績不振からすると、もしかすると気温と湿度が上昇していく、この時期が気候的に苦手なのかもしれない。

今シーズンも7月に入ってからの2試合は、早いイニングから失点を重ねて、いずれも5回で降板している。日程上、今月はきょうを含めて、最大あと3試合に登板する可能性がある。悪い流れを、そろそろ断ち切りたい。

●被打率・与四死球率が高い古賀とのバッテリー

開幕当初は、柘植世那とバッテリーを組むことが多かった髙橋だが、5月以降は古賀悠斗がマスクをかぶる試合が増えている。

成績は柘植と組んだときが3勝4敗で、古賀のときは2勝2敗。防御率にしても、それほど大きな差はないのだが、被打率や与四死球率を較べると、古賀と組んだときに、数字が悪くなってしまっている。

髙橋 光成 バッテリー別成績①
髙橋 光成  バッテリー別成績②

前々回(7月1日)のホークス戦などは、髙橋と古賀の間でのサイン交換や意思の疎通に、かなり手間取っている様子が見てとれた。ここ2試合の失敗を、きょうは糧にできるだろうか。

きょう勝てば、ライオンズは今シーズン初の5連勝。2カード連続の勝ち越しとなると、4月14~16日のファイターズ3連戦で2勝1敗、続くホークス2連戦に連勝して以来、じつに3ヶ月ぶりになる。

本当にここからチームが浮上していくためには、エースの復権が欠かせない。

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