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【西武ライオンズ 今日の見どころ】中村剛也2,000試合出場の日に マリーンズ戦の連敗をストップできるか
●マリーンズ相手の7連敗は 52年ぶり
【6日◇マリーンズ‐ライオンズ12回戦(東京ドーム)18:30】
今シーズン2度目の5連敗で、借金も15まで膨らんだライオンズ。4月26日から続いているマリーンズ戦の連敗も、7まで伸びた。
同じシーズンに、ライオンズがマリーンズ相手に7連敗したのは、まだ西鉄ライオンズとロッテオリオンズだった1971年に9連敗をして以来、じつに52年ぶりの屈辱になる。
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ライオンズの同一チーム相手の連敗は、1995年オリックス・ブルーウェーブに15連敗したのが最長記録。マリーンズ相手に限ると、1968年と71年の9連敗が最も長く、今回の7連敗はそれに次ぐ長さとなった。
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この7連敗を振り返ると、ライオンズは7試合で合計7得点。4試合が1点差負けと、とにかく点が獲れていない上、勝負どころで隙や弱さを露呈している。
ライオンズが先制したのは4月26日の1試合のみ。マリーンズの先発に白星が付かなかったのは、おととい(4日)の西野勇士だけで、のべ7人の先発投手すべてが6イニング以上を投げ切っている。
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つまりはマリーンズの先発陣の前に、ライオンズ打線が手も足も出せないでいるうち、先制を許しては、勝ちパターンの継投に持ち込まれて、そのまま試合終了と、完全に横綱相撲を取られているのだ。
そして、この7試合のうち3試合で勝利をあげているのが、きょうの先発・小島和哉だ。小島自身はこのところ3試合続けて6失点と、状態を落としているが、ことライオンズ戦に関しては、今シーズン3戦3勝で、昨年の8月6日から4連勝中と圧倒している。
きょうも調子が悪いままなのか、それとも「得意の」ライオンズ戦で、本来の投球を取り戻してしまうのか。いずれにせよ、マリーンズの先発投手を攻略しない限り、ライオンズに勝機はない。
●2,000試合出場王手の中村 東京Dでは35試合で10本塁打
以前の記事(中村剛也 39歳10ヶ月での4番打者なら 球団最年長)でも紹介したように、きのう(5日)4試合ぶりにスタメン出場した中村剛也が、新たにライオンズの球団最年長4番打者となった。
そんな中村はきょうの試合で、通算2,000試合出場を達成することが濃厚だ。ライオンズ一筋での2,000試合出場は、伊東勤、栗山巧に続いて、3人目となる。
きょうの試合会場である東京ドームでは、これまで35試合に出場。通算では127打数23安打47三振、打率.181にとどまっているのだが、今年4月18日に打った2号ソロまで、なんと10本塁打。ホームランか三振かを地で行く、長距離打者ならではの成績を残している。
ベルーナドームでは、現在952試合に出場して223本塁打。4.27試合につきホームラン1本のペースだから、35試合で10本塁打(3.5試合に1本)している東京ドームのほうが、本拠地より高い確率でホームランを打っている。
代名詞であるホームランで、プロ22年目のメモリアルゲームをみずから祝うと同時に、チームの連敗も止めてもらいたいのだが…。