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【西武ライオンズ 今日の見どころ】秋山翔吾 5年ぶりのベルーナドーム 全球団本塁打の可能性も
●秋山翔吾 すでにライオンズ以外の11球団から本塁打
【11日◇ライオンズ-カープ1回戦(ベルーナ)18:00】
交流戦も残り2カード、きょうからは本拠地ベルーナドームに、広島東洋カープを迎えての3連戦になる。試合の勝敗とは別に注目したいのは、秋山翔吾の「凱旋」だ。
すでに昨シーズンの交流戦でライオンズとは対戦済だが、球場はマツダスタジアムだった。今年3月にはベルーナドームでのオープン戦に2試合出場しているが、今回は公式戦。また違った感覚があるのではないだろうか。
1軍の公式戦で、秋山がベルーナドームでプレーするのは、2019年10月13日、福岡ソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦以来(リーグ戦では、同年9月20日東北楽天ゴールデンイーグルス戦以来)5年ぶり。
ライオンズに在籍した9年間で、ベルーナドームでの通算成績は570試合に出場して、2181打数685安打の打率.314、67本塁打、260打点となっている。
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●過去44人の全球団本塁打 43人目が森友哉 44人目が山川穂高
秋山はすでに、ライオンズ以外の、セ・パ11球団からホームランを打っており、この3連戦でホームランを打つと、史上45人目の全球団本塁打となる。
![](https://assets.st-note.com/img/1718037107584-7OXSFcNDNA.jpg)
交流戦が始まる前は、セ・パ2球団ずつ合計4球団に所属しないと、全球団からの本塁打、あるいは、投手の全球団からの勝利は実現不可能だったが、現在では同一リーグ間でも2球団に在籍すれば、達成が可能になった。
そのため1年に1~2人程度は達成者の現れる記録ではあるが、じつは全球団本塁打の43人目の達成者が、森友哉(オリックスバファローズ)。そして、44人目が山川穂高(福岡ソフトバンクホークス)だ。今年4月13日、忘れようにも忘れられない、あの1試合2本の満塁本塁打が、山川の打った12球団目のホームランだった。
森、山川、秋山と立て続けに、こんな記録を達成されたのでは、さすがにライオンズファンはやり切れない。それでなくても相手はセ・リーグの首位チームのリードオフマン。本塁打はもちろんのこと、出塁を許すだけでも、戦況は著しく不利になる。
今井達也がカープ相手に投げるのは、5年ぶり2度目。秋山とはきょうが初対決になる。秋山がライオンズを離れてからの4年間で、最も変貌を遂げた選手のひとりが、今井かもしれない。秋山翔吾の知らない今井達也を、マウンドから存分に見せつけて欲しい。
●花咲徳栄高 吹奏楽部が来場 西川愛也の活躍なるか
また、きょうのベルーナドームでは、埼玉・花咲徳栄高校の吹奏楽部のみなさんが来場して、特別応援イベントが開催される。花咲徳栄高のOBでは、ライオンズに西川愛也、カープには高橋昂也と韮澤雄也が在籍しているが、今回出場があるとすれば、西川だけになりそうだ。
現在ライオンズは、今シーズン3度目の7連敗中。カードの初戦は10連敗中で、火曜日は9連敗中。7日阪神タイガース戦の5回表、代打長谷川信哉のタイムリーヒットを最後に、22イニングタイムリーが出ていない。カープ先発の床田寛樹には、昨シーズンの交流戦で、5安打完封をされている。
こうした現実を並べるだけで、哀しくなってくるが、ぜひ西川にはチームの空気を一変させるくらいのプレーで、後輩たちの演奏に応えてもらいたい。