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【西武ライオンズ 今日の見どころ】佐藤隼輔 想い出の球場に凱旋

●高1の夏に 完投勝利した球場

【5日◇楽天‐西武1回戦(楽天生命パーク)14:00】
3月29日にプロ初登板初勝利をあげたルーキー佐藤隼輔が、仙台に凱旋登板。佐藤は出身こそ山形県だが、幼少時から仙台で育ち、野球を始めたのは、仙台市立愛子(あやし)小学校4年生のとき。広瀬中では、チームを軟式野球東北大会の準優勝に導いた。

2015年、市立仙台高に入学すると、すぐさま頭角を現し、夏の宮城県大会1回戦の宮城広瀬高戦では、1年生ながら先発に抜擢される。

「さすがに心臓がバクバクでした」(2015年7月8日付 日刊スポーツ)と言いつつも、佐藤は粘り強く最後までひとりで投げ抜き、9回136球 10安打 9奪三振 3失点で完投勝利をあげてみせた。

じつは、このときの舞台が楽天Koboスタジアム、現在の楽天生命パークだったのだ。

ちなみに続く2回戦は、当時3年生だった平沢大河(マリーンズ)、郡司裕也(ドラゴンズ)、佐藤隼輔と同じ1年生の西巻賢二(マリーンズ)らを擁した仙台育英高の前に敗戦。その後の高校野球生活においても、佐藤の前にはことごとく仙台育英高が、立ちはだかることになる。

きょうの試合、相手先発は田中将大。2013年に無傷の24連勝をあげ、チームを球団創設初の優勝に導いたとき、佐藤隼輔は中学2年生。当時の佐藤少年(ジャイアンツファンだったそうだが)の眼に、田中の姿はどんな風に映っていたのか。そして、その田中と投げ合う気持ちは、どんなものなのか。興味は尽きない。

●隅田の2戦目は敗戦。佐藤が勝てばライオンズ初

今月2日の記事(隅田デビュー2戦2勝なら、球団初)でも紹介したが、これまでライオンズには、デビュー戦から2試合続けて勝利した投手がいない。同期の隅田知一郎も、プロ2戦目を勝利することはできなかった。

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佐藤隼輔が想い出の球場で、球団初の記録をうち立て、チームの連敗を止めることができるだろうか。

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