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【西武ライオンズ 今日の見どころ】伊藤 大海に強い源田壮亮 初の打撃ベストテン入りの可能性も

●対伊藤大海  通算46打数18安打の源田壮亮

【10日◇ファイターズ-ライオンズ21回戦(エスコン)18:00】
北海道日本ハムファイターズ先発の伊藤大海とは、今シーズン3度対戦して、ライオンズの0勝2敗。対戦打率.150、防御率2.35と抑えられている。そのなかにあって、伊藤攻略にひとり成功しているのが、源田壮亮だ。

7月28日、わずか球数94球で2安打完封をされたなか、その2本のヒットはどちらも源田によるものだった。8月11日には、今シーズン打った2本塁打のうちの1本を放つなど、源田が伊藤から2安打3打点した。

侍ジャパンのメンバーとして、東京五輪、第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を共に戦った間柄のふたりだが、キャリア通算でも46打数18安打、打率.391と、源田が伊藤のことをよく打っている。

6月下旬には、打率が2割2分台まで落ち込むほどの不振だったが、7月以降の2ヶ月でおよそ4分アップさせた。源田のキャリア最高打率、最多安打は、いずれも18年の.278、165安打。現在打率.263、119安打なので、この数字を残り19試合で超えるのは、さすがに難しいが、打撃成績では、いまパ・リーグ10位につけている。  

これまで源田の打撃ランキングは、22年の12位を最高に、打撃十傑の手前を毎年のように推移してきた。今シーズンは、プロ8年目にして初めてベストテン入りする可能性が出てきたのだ。

心配された右眼の結膜炎の影響を感じさせず、先週も5試合で計6安打していた。寂しい話だが、22、23年と、ここ2年ライオンズの選手は、ひとりも打撃ベストテンに入っていない。源田には、このまま自身初のベストテン入りを目指して、ヒットを量産して欲しい。

●髙橋光成 開幕12連敗なら プロ野球史上68年ぶり2人目

開幕から続くライオンズ髙橋光成の連敗は、ついに11まで伸びた。きょうも敗れて開幕12連敗となると、パ・リーグワースト記録を更新。1956年にプロ野球ワーストの開幕13連敗を喫した権藤正利(大洋ホエールズ)以来、68年ぶり史上2人目の連敗記録になってしまう。

開幕からに限らない、シーズンの最長連敗記録は、1966年梶本隆夫(阪急ブレーブス)の15連敗。この梶本を筆頭に、シーズン12連敗以上した投手は過去8人。直近では02年に、川越英隆(オリックスブルーウェーブ)が5月12日の西武ライオンズ戦に敗れて以降シーズン終了まで勝てず、12連敗した。

また11連敗の時点で、髙橋はライオンズ投手のシーズン連敗記録を更新してしまったのだが、シーズンをまたいでの記録を含めた最長連敗は、隅田知一郎の12なので、きょう敗れると、こちらにも並ぶことになる。

現在11勝4敗と、最多勝&最高勝率の2冠の可能性がある伊藤大海が相手で、額面通りにいけば、勝算の低い対戦ではあるが、なんとか源田が中心となって、髙橋光成を連敗の泥沼から救い出してもらいたい。

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