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【西武ライオンズ 今日の見どころ】武内対古謝 ドラ1左腕対決 ライオンズ戦11打点の小郷に要注意

●3年秋東都1部MVPの武内 4年春神奈川1部MVPの古謝

【25日◇ライオンズ-イーグルス23回戦(ベルーナ)17:00】
ライオンズが武内夏暉、イーグルスが古謝樹の先発。大卒ドラフト1位左腕同士の初対決になる。

両投手とも全国的には無名の高校時代を過ごしたが、大学入学後に大きく飛躍。武内は國学院大3年秋に東都1部リーグで4勝0敗、防御率0.68でMVPに。古謝のほうも桐蔭横浜大4年春に、神奈川大学1部リーグで5勝0敗、MVPに輝いている。

昨年7月には両投手とも大学日本代表のメンバーに選ばれ、第44回日米大学野球選手権に出場。武内が全5試合中3試合、古謝は2試合に、それぞれリリーフ登板して、日本の2大会連続20度目の優勝に貢献している。このときの代表メンバーには、上田大河(ライオンズ)、中島大輔(イーグルス)もいた。

武内は先週のイーグルス戦で2回裏に集中打を浴び、6失点で負け投手に。古謝のほうも早々にライオンズ打線につかまり、2回途中までに7失点。プロ入り後最短のK・Oを喫しており、いずれも同じチームを相手に、雪辱を期してのマウンドになる。

●ライオンズ戦が得意の小郷 打点をあげると勝利に直結

イーグルス打線のなかで、武内が最も注意したいバッターが小郷裕哉だ。武内との対戦成績が12打数5安打というだけでなく、ライオンズ投手陣全体が86打数30安打(うち10安打が長打)打率.349と、小郷にはよく打たれている。

今シーズンここまで41打点の小郷だが、その1/4以上の11打点がライオンズ戦であげたもの。そして、小郷が打点をあげた7試合のライオンズ戦で、イーグルスは6勝1敗と大きく勝ち越している。小郷に打たれると、ライオンズの勝率は著しく低下してしまうのだ。

新人王争いの観点からしても、2年目ながら有資格者である金村尚真(北海道日本ハムファイターズ)が、今週6勝目をあげて、武内に1勝差まで迫ってきた。総合的に見れば、武内のほうがリードしていると思われるが、やはり勝ち星の数で、明確に差をつけておくのが安心だ。

また、8月11日の記事(武内 ライオンズ新人左腕最多の8勝目なるか)でも紹介したように、8勝目をあげると、ライオンズの新人左腕で歴代最多となる。

●2カード連続の勝ち越しなら およそ2ヶ月ぶりのライオンズ

前橋から始まったホーム6連戦は、ここまですべて1点差ゲームが続いているが、ひとまず4勝1敗と勝ち越した。きょう勝つと、2カード連続の勝ち越しとなる。

今シーズン2カード以上続けて勝ち越したのは、開幕からの3カードと、5月下旬、6月下旬の、あわせて3回だけ。武内に同学年対決を制してもらって、じつに2ヶ月ぶりとなる2カード連続の勝ち越しと、日曜日の連敗もそろそろストップしたい。



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