【西武ライオンズ 今日の見どころ】光成1年前 雨の神宮のリベンジなるか
●昨シーズンは、神宮で3回10失点K・O
通算37勝24敗1分と、セ・リーグ6球団のなかで、最も相性の良い相手がスワローズ。だが、2015年以降はシーズンごとに、勝ち越しと負け越しを繰り返している。順番通りにいけば、今年は勝ち越すシーズンのはずだが…。
ちょうど1年前の6月4日、開幕から5連勝と絶好調だった高橋光成は、やはり神宮球場でのスワローズ戦に先発。
降りしきる雨のなかでの登板となったことが、手元を狂わせたのか。初回から暴投で失点すると、山田哲人、青木宣親、村上宗隆に本塁打を浴びるなど、3回までに102球を要し、自身ワーストの10失点でK・O。
連勝中「負けるまで切らない」と公言していた長髪にハサミを入れただけでなく、ここから3連敗と、しばらく勝利から見放されることになった。
予報によると、東京地方の今夜の天気も気掛かりだが、高橋にとっては1年越しのリベンジマッチになる。
神宮でのこのカードは、点の取り合いになることが多く、昨シーズンは3試合でライオンズが8本、スワローズが4本と、合計12本のホームランが乱れ飛んだ。
とりわけ村上には、7打数4安打2本塁打5打点(6四球)と、散々手を焼かされた。また現在、山田哲人が3試合連続本塁打中と絶好調。
今シーズンここまで67 1/3イニングを投げて、被本塁打わずか1の高橋光成だが、神宮球場は別物。細心の注意が求められる。
●今度こそエース対決を制して、連敗ストッパーになれるか
タイガース戦の連敗で、またしても借金生活に戻ったライオンズ。5月20日の記事(光成 連敗ストップして 自身5連勝なるか)でも紹介したように、チームの6連敗中で先発した4月8日のホークス戦、同じく3連敗中だった5月20日のファイターズ戦と、いずれも高橋光成は連敗ストッパーになれていない。
また、バファローズ山本由伸、マリーンズ石川歩、ホークス千賀滉大といった、相手の先発がエース級だったときの登板でも、好投はするものの、最後の最後で勝ち切ることができていない。
スワローズのエース小川泰弘に、今度こそ投げ勝って、チームの連敗を止めることができるのか。真のエースと呼ばれるには、この壁を乗り越えなくてはならない。