見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】仙台育英高出身の松原 楽天モバイルで初めての1軍公式戦

●きょう勝てば およそ2カ月ぶり今季2度目の3連勝 

【29日◇イーグルス-ライオンズ11回戦(楽天モバイル)18:00】
5月28~29日以来、およそ1カ月ぶりの連勝で、月間の最多負け越し(「13」1971年5月)と、月間最低勝率(「.158」同月)の球団ワースト記録の更新は回避できた。

きょう勝てば、5月1~4日以来、今シーズン2度目にして、渡辺久信GM兼監督代行就任してから初の3連勝となる。

先発はライオンズが隅田知一郎と、東北楽天ゴールデンイーグルスが瀧中瞭太。この両投手は4月20日にも先発で投げ合っており、このときはどちらも6回2失点で、勝ち負けつかず。最終的にはライオンズのリリーフ陣が大きく崩れ、イーグルスが8対2で勝利している。

●仙台育英高3年夏は ベンチ入りできなかった松原聖弥 

山形から仙台に移動しての今夜の試合で最も注目したいのは、今週若林楽人との交換トレードで、読売ジャイアンツから移籍してきた松原聖弥だ。

大阪生まれの松原だが、楽天モバイルパーク宮城のすぐそばにある仙台育英高に、一般受験で入学。仙台は高校時代の3年間を過ごした場所になる。

松原が3年生だった2012年、チームが夏の甲子園に出場するなか、ベンチ入りできずに応援にまわり、アルプススタンドで太鼓を叩いていたのは、よく知られるエピソードだ。

その後、東京都日野市の明星大に進学。首都大学リーグ2部ながら、5シーズン連続でベストナインに輝くなど、その才能が磨かれて、プロへの道を切り拓いた。

ジャイアンツ時代の19年に、イースタンでは1度、楽天モバイルパークで試合をしたことがあるのだが、1軍公式戦をこの球場で戦うのは、今回が初めてになる。

きのう(28日)の山形の試合で、移籍後2試合目にして初安打。1本出たことで、きょうからは肩の荷を下ろして、打席に立てるだろう。

イーグルスの瀧中とは、1994年度生まれの同学年。昨シーズンのイースタンの対戦では、9打数4安打とよく打っている。

21年には、ジャイアンツ歴代2位タイとなる27試合連続安打をマークした打撃センスの持ち主だ。松原にとって、原点回帰、そして再出発に、仙台以上にふさわしい舞台はないかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?