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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ライオンズ戦9連勝中の小島和哉を止めるために 松本航は一発を防げるか

● ライオンズ戦10連勝になると 史上3人目

【21日◇マリーンズ-ライオンズ22回戦(ZOZOマリン)18:00】
つい先日4連戦を行ったばかりの千葉ロッテマリーンズとの2連戦。相手先発の小島和哉とは、岡田雅利の引退試合だった14日にも対戦して、7回5安打10三振でライオンズ打線は無得点。

さかのぼると、小島には7月30日の2回表から、20イニング連続無得点に抑えられている。

前回対戦の勝利で、小島は3シーズンに渡って、対ライオンズ9連勝となった。もし、きょうも小島が勝利して、ライオンズ相手の10連勝となると、1970年~71年に10連勝した清俊彦(近鉄バファローズ)、そして2012~16年に11連勝した武田翔太(福岡ソフトバンクホークス)に続いて、史上3人目となる。

この間、ライオンズからは今井達也、隅田知一郎、髙橋光成らが、小島を止めるべく立ち向かったが、いずれも枕を並べて討ち死にする形となっている。

ライオンズが小島相手に最後に勝利した22年6月21日、その試合で投げ勝っていたのが、きょう先発の松本航だ。

●5試合連続被本塁打と ”一発病”が課題の松本航

松本のほうも13日のマリーンズ戦で先発したばかりだが、ソトに20号2ランを打たれるなど、5回途中4失点で降板。黒星こそ付かなかったものの、4月17日から続く自身の連敗を止められなかった。

チーム事情で先発に再転向した松本だが、リリーフのときから直近の登板で5試合続けてホームランを打たれている。合計12  2/3イニングで被本塁打6本。9イニング換算すると4.26本のペースで、一発を浴びているのだ。

そもそもが高めの真っ直ぐで、空振りやフライアウトを取るスタイルだけに、ホームランのリスクとは隣り合わせとはいえ、これほどの高確率で打たれていては、どうしても勝利からは遠ざかる。

もし、きょうもホームランを打たれて、6試合連続での被本塁打となると、20年、23年に続いて、松本自身3度目のことになる。

東北楽天ゴールデンイーグルスとの、熾烈なクライマックスシリーズ争いの渦中にあるマリーンズだ。先日の4連戦で1勝3敗と負け越した分をやり返そうと、並々ならぬ意気込みで、この2連戦に臨んでくるはず。

松本航がこれまで通りのピッチングを、漠然と続けていたのでは、おそらく自身の連敗は止められないし、小島和哉の連勝も止めることはできないだろう。


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