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【西武ライオンズ 今日の見どころ】1点差ゲーム5連敗になると 球団15年ぶり2度目

●すべて1点差での5連敗は 2009年6月の1度だけ

【1日◇ライオンズ‐ファイターズ5回戦(ベルーナ)18:00】
4月を6勝17敗で終えたライオンズ。くり返しになるが、月間11の負け越しは、1979年5月以来球団45年ぶり。月間のチーム打率は.189。15試合以上を消化した月では、球団史上最低の打率となった。

また先制されたゲームは、今シーズン13戦全敗。1点差ゲームは3勝13敗。きのう(4月30日)の試合も、松本剛に完全にモーションを盗まれて許した盗塁と、センター長谷川信哉のエラーで与えた進塁が、それぞれ失点につながった。ただでさえ打てないチームが、無駄な失点を防げていない。

今シーズン早くも3度目の4連敗となったが、今回の4敗はすべて1点差ゲームでの敗戦。4月13日からの敗れた7試合は、すべて1点差負けだ。

もし、きょうも1点差で敗れて、すべて1点差ゲームでの5連敗となると、2009年6月以来、15年ぶりのこととなる。

なお、ライオンズのオール1点差ゲームでの連敗は、この09年の5連敗が最長だ。

●ライオンズ黒田と同郷のライバルだった福島蓮

ファイターズは、今年3月に育成から支配下登録した福島蓮が、プロ2度目の先発。ライオンズ相手には、昨シーズンのイースタンで3試合に登板。
10 1/3イニングを投げて5失点、防御率4.35だった。

だが、ライオンズ打線は初対戦から9イニング続けて無得点に抑えられ、3度目の対戦での初得点は、7四死球と自滅した相手に乗じてのもの。いまのチーム状態からすると、プロ初勝利を献上しても、不思議はない。

ちなみに、ファイターズの投手で、ライオンズ相手にプロ初勝利をマークすれば、2021年10月19日松坂大輔引退試合で初勝利をあげた生田目翼以来になる。

福島は青森県出身の高卒3年目。同じ青森出身のライオンズ黒田将矢とは同学年になる。高校時代は、八戸西高のエース福島と、八戸工大一高のエース黒田で、同地区のライバル関係にあり、3年夏の県大会準々決勝では、試合途中から直接対決。このときは黒田が投げ勝っている。

きょうの試合を、おそらく黒田も観るだろう。育成入団したかつてのライバルが、ひと足早く1軍デビュー。自分が追い越される立場になったのだ。焦る必要はないにせよ、何かしら感じるところがあるはずだ。近い将来、ふたりが1軍で投げ合う姿も観てみたい。


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